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記事全文を読む→インフルエンサー・キャバクラ嬢「ヤマトリノ」コカイン逮捕の移送車内で掲げた「奇妙なハンドサイン」の意味
コカイン所持容疑で9月15日に現行犯逮捕された容疑者の移送映像に、妙な瞬間が映り込んでいた。移送車両の中からカメラの方向へ目を向け、片手を顔の前に掲げている。指を交差させたような、特徴的な形だった。逮捕後の移送車内で、なぜこの「ハンドサイン」を見せたのか。
田沢梨乃容疑者は「ヤマトリノ」の名で活動する、キャバクラ店従業員兼インフルエンサー。警視庁によると、東京・六本木の自宅マンションでコカイン約0.4グラムを所持した疑いで、交際相手の福本康太容疑者とともに現行犯逮捕された。
田沢容疑者は「2人のもの」と認めたが、福本容疑者は「自分のものではない」と否認している。自宅からはコカインとみられる粉末入りの袋が別に21袋、吸引用とみられるストローも押収されており、警視庁が入手経路を調べている。
実は4年前にも、よく似たハンドサインが逮捕映像に残っていたことがある。2022年2月、タクシーのアクリル製遮蔽板を蹴り壊した疑いで逮捕された、ラッパー「KENNY-G」こと古関健容疑者だ。
逮捕後の移送車両内で顔の前に掲げたハンドサインが、田沢容疑者のものとよく似ていた。古関容疑者は当時、指定暴力団住吉会系組員と報じられている。容疑も立場もまったく異なる2人が、ほぼ同じ場面で似たハンドサインを見せていたことになる。
西海岸のラッパーが写真や音楽映像で多用
2人が見せたハンドサインは、アメリカの警察関係者向け研修資料に「W for Westside」として収録されている手の形とよく似ている。4本の指を伸ばし、中央の2本を交差させて「W」を形作るもので、もともとは西側地域への帰属を示すストリートサインとして使われてきた。
1990年代以降、西海岸のラッパーらが写真や音楽映像で多用したことで、特定組織に限らないヒップホップ文化のポーズとしても広まっている。ただし同じ形でも地域や使用者によって意味は異なり、サインだけで暴力団や特定集団との関係を断定することはできない。
Xでは「massive erection(巨大な勃起)を意味する」との説が拡散したが、出典は2012年にアメリカのユーモアサイトが公開したジョーク画像にすぎず、ストリートカルチャーにおける実際の意味とは無関係である。
田沢容疑者が暴力団など、特定の組織に所属しているとの報道はない。それでも引っかかるのは、立場も事件も異なる田沢容疑者と古関容疑者の、共通した動き。逮捕されても屈しないという強がりか、アウトローを気取るための自己演出か。それとも、同じ文化圏で共有された、なんらかの意思表示なのか。
無関係な2人が時を隔てて同じ場面で見せたからこそ、あのハンドサインには薄気味悪さが残る。
(ケン高田)
アサ芸チョイス
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