気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...
記事全文を読む→エコノミスト・門倉貴史「オヤジの裏テク錬金手帳」~梅雨の季節に向けて、「カエルの養殖ビジネス」で社会貢献もしろ!~
「何を隠そういちばん好きな動物はカエルだ」「ストラップやキーホルダーは必ずカエルのデザインを使っている」「鳴き声を聞くだけで癒やされる」「公園でカエルの写真を撮るのが唯一の趣味だ」など、熱烈な「カエルファン」は多い。
ペットにしたいぐらいにカエル大好きオヤジがいたら、いっそのことカエルの養殖ビジネスを手がけてみてはどうか。
一口にカエルといってもトノサマガエルやアマガエル、ヒキガエルなどさまざまな種類が存在するが、養殖ビジネスに適しているのは「アフリカツメガエル」だ。
その名のとおり、アフリカ大陸の中部から南部にかけて生息しており、体長は5~12センチ。体の色は褐色で、後ろ足に3本のツメがあるのが特徴である。
なぜ養殖に最適かといえば、実験動物として世界中で需要が高まっているという事情がある。
意外と知られてないが、アフリカツメガエルを使った実験でクローン技術が発展し、環境ホルモンやガンの基礎研究も進んだのである。現在も各地の大学、研究機関、自治体などに研究材料や解剖実習用として多く販売されている。これまでは専門の養殖業者が生産・販売してきたが、需要の高まりで、養殖業者の自己生産だけでは間に合わない状況になっているのだ。
飼育はいたって簡単。プラスチックの水槽に水を入れただけの設備で飼えるので、ペットの世話に十分なお金と時間がかけられない人でも安心だ。狭いところでも十分な数を飼育することができる。鳴くこともないため、大量に飼育しても近所迷惑にはならない。餌は生餌でなくても大丈夫だ。
もし、あなたがこの副業を始めてみようと思ったら、とりあえず、実験動物の養殖・販売業者に連絡して養殖のセットを送ってもらおう。オスとメス12匹ずつで35万円ぐらいの初期費用がかかる。「初期費用が回収できるか心配だ」と思うかもしれないが、オスとメスに生殖腺刺激ホルモン剤を注射すると、1度に700~2000個の卵を産むようになる。最初のうちは、卵のふ化に失敗することもあるが、慣れてくると瞬く間に生体(親カエル)の数を増やせる。生体を増やしてどんどん売りさばいていけば、早い段階で初期投資の費用は回収可能だ。
あとは、あなたの努力とくふうで高収入に結び付けてほしい。アフリカツメガエルは人生に潤いをもたらす「褐色のダイヤモンド」になる可能性を秘めている。
愛情を込めて育てたカエルが実験に使われるのは心苦しいと思うかもしれないが、提供することで社会や医療、バイオ分野の発展、困っている人たちや日本の科学に貢献できるので、社会的に意義のある副業と言える。
最後に、ひとつだけ注意点を指摘しておこう。
最近では、サイドビジネスとして個人でアフリカツメガエルを養殖する人が実際に増えてきている。結果、需要と供給のバランスから、買い取り価格が下がってきているのだ。90年代には、生体1キログラム当たり3000円ぐらいで買い取ってもらえたが、現在は1200~1500円で取り引きされているようだ。
アフリカツメガエルで生計を立てようとしたら、かなりの数を飼育・出荷しなければならないわけだ。いくら小スペースで飼育可能とはいえ、場合によっては、あなたの居住スペースがカエルたちに侵略されていくかもしれない。
◆プロフィール 門倉貴史(かどくら・たかし) 71年生まれ。95年慶應大学経済学部卒業後、銀行系シンクタンク入社以来、エコノミスト畑を歩む。現在、BRICs経済研究所代表。専門は先進・新興国経済、地下経済、労働経済学、行動経済学と多岐にわたる。
アサ芸チョイス
胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...
記事全文を読む→気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...
記事全文を読む→急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...
記事全文を読む→