芸能

「ヤメゴク」大島優子、「使用者責任で逮捕」は法律的にはまったくの事実誤認

20150521oshima

 視聴率低迷が続く元AKB48・大島優子の初主演ドラマ「ヤメゴク」(TBS系)だが、視聴者以上に法曹関係者を絶句させている。

 大島演じる永光麦秋は、警視庁が設置した「足抜けコール」係に勤務する女性刑事。「足抜けコール」係は、極道の世界から一般社会に戻りたい人を手助けするためにある組織だ。クライマックスは大島が組長に直談判するシーン。その際、怒った組員たちが彼女につかみかかる。すると、彼女はこのお決まりのセリフで啖呵を切るのだ。

「よかった、先に手を出していただいて。公務執行妨害で逮捕します。その場合、『使用者責任』で親分さんも逮捕することになりますが、いいですね」

 法曹関係者によると、」これは法律的にはまったくの事実誤認なのだという。

「ドラマを見ていると、『使用者責任で逮捕』というセリフ何度も出てきますが、法律的には大嘘です。『使用者責任』は民法715条の規定であって、刑法には使用者責任に関する規定はありません。共同正犯(共謀共同正犯)か教唆犯(きょうさはん)で逮捕、起訴ということになるのだろうと思われます。ドラマのことですので、目くじら立てるほどのことではないですし、法律監修が付く高予算番組とは違って、荒唐無稽も味のうちというのは理解しますが、見ていて少し恥ずかしくなります」

 大島の棒術に対し、誰も飛び道具を出さないなど、ツッコミどころは他にも満載だが、民事と刑事の違いも分からないのは刑事ドラマとしては致命的ではないのか。

 このまま視聴率が落ち続け、「AKB4.8%」と呼ばれなければいいが。

カテゴリー: 芸能   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
2
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」
3
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
4
上毛電鉄「800形」新型車両が全線営業開始!「700型」とは違う「ガッカリ&歓喜」ポイントがあった
5
年俸4億円を捨てた渡邊雄太「NBA撤退⇒日本Bリーグ」でグッズ収入「争奪戦」