ところで、現役引退後は、解説者としても精力的に活躍していたかに見えた中畑監督。しかし本音はやはり現場復帰にあったと、前出の専門誌記者がこう話す。
「その意味で、04年のアテネ五輪でミスターと監督・コーチのタッグを組んだことは心底うれしかったそうです。大会直前、病に倒れたミスターの無念を思い闘志を燃やし、監督を引き継いで銅メダルを獲得した」
そのアテネ滞在中も“中畑ワールド全開”だったと、前出・デスクは話す。
「予選リーグ中や金メダルを逃すことになった準決勝の前日にも、中畑は対戦相手国の代表チームの試合の視察には決して行かず、『宮殿を見て歴史を感じよう!』とバスで市内観光に行った。視察に行った五輪チームの正捕手・城島健司(35)は、『普通、来るでしょ!』とキレてました」
一方、積極的に他競技にも足を運んでいたという中畑監督。五輪の予選リーグ中には、谷亮子の柔道の決勝に、夫の谷佳知(39)を連れて応援に行った。が、
「決勝直前に中畑が『ちょっと一服しよう』と谷をタバコに誘い、その間に試合開始。谷は妻がポイントを取る瞬間を見逃してしまった」(前出・野球ライター)
さらに、中畑には珍しく、現地で出会った女性に入れ込んだという話もある。
「ボランティアで代表チームの世話をしていた現地留学中の日本人女性に猛アプローチ。カラオケに誘ったり『数字の5は、イタリア語では何て言うかわかる?チンクエ、チンクエ、チン○クエ、なんてな』と明らかなセクハラ下ネタも口にしてました」(前出・デスク)
そんなアテネ滞在だったが、オールプロで臨んだこともあって、銅メダルという結果には、世論は満足しなかった。
「大会後の会見で中畑は神妙な口調で、『ただの1試合も恥じるようなゲームはなかった。手にしたメダルは銅だったが、金メダルの価値のある銅だった。選手は胸を張って帰ってほしい』と述べた。ところが、その直後『“銅”って字は、“金”と“同じ”と書くんだ!』と言い放ち、会場は静まり返った」(前出・専門誌記者)
それでも経験を積んだことで「いよいよ巨人の監督か」という機運が高まったのは、堀内政権2年目の05年。日本テレビ関係者が明かす。
「OBからも『いよいよだな』と言われた中畑は我々にも『お世話になりました』と早々に挨拶があった。ところが、蓋を開ければ原さんの再登板。相当ショックだったそうですが、今回の横浜DeNA監督就任直後には、この苦い経験を踏まえてか冗談めかして、『(監督をクビになったら解説者の)席、空けておいてね』と話していました(笑)」
10年には、「たちあがれ日本」から参院選に出馬。その年の6月に新宿で行われた初街頭演説でのこんな一幕を前出・スポーツ紙記者が振り返る。
「第一声は『タレント候補と呼ばれている中畑清です。ちまたでは“中畑は、巨人軍の監督の芽がなくなったから政界に進出するんじゃないか”と言われていますが、セイカイです』。政界と正解を掛けたようです」
-
-
人気記事
- 1
- 【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
- 2
- 神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
- 3
- 永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
- 4
- 巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
- 5
- 「これは…何をやってるんですかね」解説者がア然となった「9回二死満塁で投手前バント」中日選手の「超奇策」
- 6
- 「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
- 7
- 前世の記憶を持つ少年「僕は神風特攻隊員だった」検証番組に抱いた違和感
- 8
- 前田日明「しくじり先生」で語らなかった「最大のしくじり」南アフリカ先住民事件
- 9
- ドジャース・佐々木朗希を復調させた「日本式高機能トイレ」のストレスフリー生活
- 10
- 共産党が「10億円寄付」を呼びかけても集まらない「しんぶん赤旗」の苦境と衰退
-
急上昇!話題の記事(アサジョ)
-
働く男のトレンド情報(アサ芸Biz)
-
-
最新号 / アサヒ芸能関連リンク
-
-
厳選!おもしろネタ(アサジョ)
-
最新記事
-
アーカイブ
-
美食と酒の悦楽探究(食楽web)