〈北朝鮮の故・金正日総書記の「遺品」とも言える貴重な金塊が日本で売りに出されている〉
そんな驚愕すべき情報が、今、日本の骨董品業界を駆け巡っている。西日本在住の古美術関係者が語る。
「私がその金塊の存在を知ったのは、ちょうど昨年12月の金総書記死去の直後。ある団体の幹部が、何やら文字が刻まれた金塊の写真数枚と、『北朝鮮が金のために手放した』などとする説明とともに、金塊の由来が書かれた書類数枚、そして金塊を預かっている関東の某団体のトップの名刺のコピーを見せ、『今買っておけば後々、巨額の金で売れる』と言うんです。何でも国宝級のモノで一説には、値段はあってないようなもので、数十億円の価値が今後出ると裏社会でも争奪戦になっているなんて話まで出ています」
金塊の写真の中には、最近発行された新聞も一緒に写り込んでおり、そこから察するに金塊の大きさは12センチ×50センチ×1センチほど。添付書類によると「金塊」は厳密には「金板経」と呼ばれるもので、今から1000年以上前に時の権力者が国家と国民の安泰を願い仏塔などに奉納した、お経を刻んだ純金の金板だという。
「同様の金塊は、韓国では国宝に指定され、ソウルの国立中央博物館にも収められている」(前出・古美術関係者)というから、確かに「お宝」には違いなさそうなのだ。
それにしても北朝鮮から国宝級の美術品が流出するものなのか。北朝鮮情勢にも詳しい国際情勢ジャーナリスト・村上和巳氏が語る。
「北朝鮮では90年代後半の食糧事情悪化などで隣の中国に各種密貿易品が大量流入しました。当初、密貿易の中心は国家ぐるみで生産していたと言われるヘロインや覚醒剤でしたが、自国への悪影響を恐れた中国が取締りを強化し、以後は仏像など骨董品も出回ったそうです。もし金板経が本物で、北朝鮮から流出したというなら、出元は北朝鮮でも高位の人からでしょう」
金塊を預かっている関東の団体トップの男性は、本誌にこう話した。
「確かに私がその金塊を所有しています。詳細は話せませんが、前の所有者が経済的理由から手放したものを15年ほど前に入手しました。北朝鮮から流れてきたという噂は当初からありましたが、今も未確認です。そもそも本物かどうか、日本では専門家もいませんから、韓国か北朝鮮で鑑定してもらうしかありません」
本誌は、この男性が販売を委託している人物の存在も確認し直撃したが、一切ノーコメントだった。
「北朝鮮は金総書記が死去し不安定な時期。そんな現状と相まって『今後は入手しにくくなり高値になる』などと販売の口実をつけやすく、以前から日本にあったものが再度、業界で話題になっているのでは‥‥」(前出・村上氏)
今後の彼の国の情勢しだいで、まだまだこの手の「怪しい話」が出回りそうだ。
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