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記事全文を読む→感涙の”名セリフ&名シーン”50年秘史!「俺たちの旅・田中健」
今から40年前、75年10月に始まった「俺たちの旅」(日本テレビ系)は、今なお高い評価を得ている。主演トリオの一人、オメダに扮した田中健(64)が色あせない魅力を語った。
──三流私大生のカースケ(中村雅俊)、その同級生のオメダ、カースケの同郷の先輩・グズ六(津坂まさあき⇒現在は秋野太作)と、当時の青春ドラマには珍しく男3人が主人公。失礼ながら、それほど当たるとは思えませんでした。
田中 2クール半年の予定が、視聴率が高かったので4クールに延長。そればかりか10年サイクルで3本のスペシャル版も作られた。今でも会う人に「あれは名作でした」と言われるよ。
──やはり男性ファンが多いですか?
田中 圧倒的に男性の支持。だって撮っている時も、メインの斎藤光正監督が「女はわからなくていい」って宣言したくらい。
──小椋佳が作詞作曲した主題歌もよかったですが、タイトルバックも印象的下にカースケ、真ん中にオメダ、上にグズ六の「3人肩車」はマネした人も多かったはず。
田中 あれは斎藤監督の思いつき。でも、3人そろってひきつった表情をしていたね。
──これもオンタイムで観ていた世代に忘れられないのが、カースケとオメダの間で揺れ動く洋子(金沢碧)の着替えのシーン。まさか、夜8時の青春ドラマでバストトップが見えるとは!
田中 しかも第1話だったんだよね。あの場面の台本には「着替える」しか書いてなかったのに、監督が初回ということで碧ちゃんに「脱いでみるか?」とハッパをかけたかもしれない。
──ドラマ史に残る美しい乳房でした。さて本題ですが、生きることの意味や苦しみ、喜びを語るセリフが多かった。オメダとして記憶するセリフは?
田中 その日暮らしのカースケに対し、オメダは憧れてはいるが、常識の枠を超えられない。それを象徴したセリフ──、
〈俺はお前がシャクだったんだよ。お前は何にも束縛されないで、誰にも気を遣わず、その日その日を気ままに生きてるよ。俺だって本当はそうしたいよ。そうしたいんだよ。でもさ、俺はどんなところでも社会のルールにしがみついていなければ不安で不安でしょうがないんだよ。どうやったってお前みたいに生きていけないんだよ〉
──オメダの性格そのもののようなセリフですね。
田中 ただ、その後のスペシャルではカースケとオメダの性格が逆になっているところもあったね。
──その番外編も含め、本作がこれほど長く愛されている理由は何でしょうか。
田中 やはり「思いやり」に尽きるかな。カースケもオメダも、自分を捨ててでも困っている相手のもとに駆けつける人間。時には愛する洋子を捨ててでも行くんだから、女性ファンが少ないのは当然だよ(笑)。
──それでこそ男たちのバイブルです。
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