芸能

大捜査ワイドTVから消えたオンナたちの真実 伝説の逃避行 関根恵子・木之内みどり

“中出し婚”ですっかり人気落ちの女優・黒木メイサ(23)。お相手のジャニーズの赤西仁(27)が米国で単独活動となれば、黒木の復活も難しそうだが、芸能界には過去にも、黒木以上に伝説の“恋の逃避行”があった。

 長い芸能史の中でも、誰もが真っ先に思い出すのが、元祖魔性の女・関根恵子(57)であろう。
 70年、映画「高校生ブルース」(大映)で、妊娠する女子高生役でデビュー。白いパンティからヘアが透ける衝撃的シーンが話題を呼ぶ。2作目「おさな妻」の初夜シーン、翌年の「樹氷哀歌」では凍えた男を全裸になって温め、73年の「朝やけの詩」では湖を全裸で泳ぐなど、その初々しい美貌と大胆な脱ぎっぷりで、一躍脚光を集めた。
 しかし、関根は“濡れ場女優”と呼ばれることに抵抗感を覚え始める。そんな折、取材で知り合った作家・河村季里氏の「キミは汚れてしまった」という言葉から引退を決意。世間の騒ぎをよそに、2人だけの2年間の隠遁生活が飛騨高山でスタートする。芸能評論家の肥留間正明氏が取材秘話を明かす。
「近くの街から車で30分以上も離れた場所で、農家の廃屋を借りての生活でした。何とかインタビューに応じてくれた2人のことで印象に残っているのは、カメラマンがレンズを向けると、ポーズを取るわけじゃないのに絵になったことです。天性の女優であり、女優の魔性を初めて知りましたね。それと彼女が夕食に作ってくれたカレーライスのおいしさにも驚かされました。具材がゴロゴロと大きくて真っ黄色なんですが、これこそ日本のカレーって感じでした」
 79年に復帰するも、主演舞台「ドラキュラ」の公演期間中に、再び河村氏との逃避行に走っているが、その後、河村氏のもとを離れ、再び芸能界復帰。82年に映画監督の高橋伴明氏と結婚、芸名を関根恵子から高橋惠子に替えた。
 78年には、逃避行が2人も発覚している。1人は、レコ大新人賞を桜田淳子や浅田美代子とともに受賞した歌手の安西マリア(58)が事務所トラブルから失踪。マネジャーと結婚し、ハワイに移住していた。芸能レポーターの石川敏男氏が振り返る。
「紆余曲折の末、(5年後に)離婚した彼女が帰国し、実家の千葉・成田でクラブを経営していたんですが、偶然にもその店で再会し、『あの人は今』という内容のテレビ出演を勧めたことがありましたね」
 もう1人は、21歳の若さで芸能界を引退した木之内みどり(54)だ。稀代のヒットメーカー・後藤次利(60)との交際が発覚すると、米国・ロサンゼルスでレコーディング中の彼のもとに、全てのスケジュールをキャンセルして逃避行。スポーツ紙デスクが話す。
「当時、後藤は元シモンズの玉井タエと結婚しており、9月に帰国した木之内の『子供のできるようなことはしていません』のセリフが話題を呼びました」
 5年後の83年、木之内は後藤と結婚したが、4年後に離婚、90年に俳優の竹中直人と再婚している。
 最後は意外なカップルを前出の石川氏が話す。
「石原裕次郎には、逃避行という気持ちはなかったと思いますが、女優の北原三枝と結婚する前年の59年、『アメリカに逃避行』と書かれたものでした。当時は、映画スター同士の結婚はタブー視されていたので騒ぎも相当でしたよ。彼はデビュー前から北原のファンであり、映画で共演もして交際を深めていた。それもあり、逃避行組で別れていないのも彼らぐらいです」
 現在でいえば、嵐とAKB48が逃避行するほどの大事件だったが、当時の日活の堀久作社長が2人の交際を認め、帰国したと言われている。しかし、人気絶頂期の芸能人であっても、色恋には全てを捨てさせる“何か”があるのだろう。

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