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記事全文を読む→寒さと忘年会にご注意!冬は痔の季節
冬になり、寒くなると流行るのは風邪ばかりではなかった。あのおぞましい痔が悪化しやすくなる季節でもあるのだ。
「痔とは肛門の病気の総称で、いぼ痔(痔核)、きれ痔(裂肛)、痔瘻があり、最も多いのは痔核で患者の半数を占める」(佐藤玄徳内科クリニック・佐藤玄徳院長)
そして痔を悪化させる原因は次の4つ。排便のコントロールの悪さ、疲労の蓄積、アルコールや香辛料の取り過ぎに、身体の冷えである。
「冬は特に下半身が冷えて血行が悪くなるので、免疫力が落ちます。さらに冬は水分の摂取量も減るので、便秘になりやすくなる。1年の疲れ、そしてストレスも蓄積するうえ、飲酒の機会が増え、痔の悪化が進みます」(前出・佐藤院長)
佐藤院長は、医師の診察、治療を受けるのが一番だと言うが、わかっていても行きにくいのが痔。そこでこんな「退治方法」もある。栃木県茂木町の国神神社で年に一度行われる「じかたまじない」という奇祭だ。これは卵形の石にヒップを突き出し、「けっぴたし」と呪文を唱えながらヒップを振り、痔の平癒を願うもの。遠方からも悩みを抱える人が大勢押し寄せる。声を出し、ヒップを突き出して振ることで血行が良くなり、ストレスも減るそうだから、ご利益、効能はあるようだ。
一方、家庭でこっそり、という方には薬の使用となる。痔の薬は多く出ているが、日本の伝統薬を集めた「妙薬探訪」(徳間文庫)には、江戸時代の外科医・華岡青洲が考案した「紫雲膏」が痔に効くとある。紫雲膏の成分はムラサキ草の根である紫根と、セリ科シシウド属の植物である当帰、そしてゴマ油。紫根には抗ウィルス作用がある。
〈紫雲膏は怪我や火傷の薬として大人気だったのだが、実は痔の薬として爆発的に売れた〉(「妙薬探訪」より)
江戸時代から痔は国民病だったのだ。紫雲膏はたいていの薬局で売っているので、痔主は試してみてもいいだろうが、最後は医者に診てもらうのが一番か。
(谷川渓)
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