芸能

70年代に破産寸前だったデヴィッド・ボウイが230億円の遺産を残せたワケ

20160115david

 今月10日に死去したデヴィッド・ボウイが家族へ残した遺産は1億3500万ポンド(約229億円)にも上るようだ。

 1970年代には破産寸前の状況にまで追い込まれていたデヴィッドだが、1997年に自身の作品の10年間に渡るロイヤルティ収入を証券化した債権「ボウイ・ボンド」を発行して後に自分の手元に戻し、それにより元マネージャーから最もヒットした数曲の権利を買い戻すことに成功していた。

 この画期的なボウイ・ボンドはカリフォルニアを拠点とする銀行マンのデヴィッド・プルマン氏に開発され、プルデンシャル生命保険がデヴィッドのアルバム25枚に対するその権利に対して3億3700万ポンド(約571億円)を投じる結果となった。プルマン氏は「この売買により、ボンドは完済しましたし、ボウイ氏はその後全ての権利を保持しました」「ボウイ氏は金銭的に抜け目なく、自身の家族を守ることになる物事を立ち上げる先見の明を持っていました」「ほとんどのアーティストたちが短期間で終わり、権利を手元においておきません。ボウイ氏は自身の伝説を維持することができたのです。彼の作品は彼の子供のようなものでしたから」とデイリー・メール紙に話す。

 2007年に満期を迎えたボウイ・ボンドは、7.9パーセントの利子を配分した。

 さらにプルマン氏は、このボウイ・ボンドを発行したのはデヴィッドがまだ50歳の時であったが、それが自身のいつの日か迎える死をすでに考慮してのことだったとして、「このボンドの話を私たちがしていたのは、ちょうどボウイ氏の50歳の誕生日を迎えようとしているときでした。この節目の誕生日を迎えた後、整理したかったのでしょう」「彼は比較的若い時から財産問題について考えていました。過去の全ての作品からの利益を自身の財産に反映したかったのだと思います」「彼の計画は、自身が死を迎えたときに財産がすべて家族と受取人の手に渡るようにすることでした。彼が残した全ては、家族のために残されるようにしてあったのです」と推察した。

 デヴィッドには2番目の妻イマンとの間にもうけた娘アレクサンドリア(15)、元妻アンジー・ボウイとの息子ダンカン・ジョーンズ(44)の2人の子供がいる。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
4
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
5
【大騒動】楽天・田中将大が投げられない!術後「容体不良説」も出た「斎藤佑樹との立場逆転」