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記事全文を読む→現役内科医が教える「医者に殺される患者、生かされる患者」(3)医者と話すときの注意点
さて、新たな主治医に紹介状も提出し、いよいよ初診がスタート。だが、その際も「殺されないため」の注意点が。前に通っていた病院の不満を口にしないこと、である。
「医者は『なぜ、こちらの病院に‥‥』と水を向けるはずです。でも、その誘い水に乗ってしゃべりすぎてしまうとまずい。そこはグッとこらえて、事実だけを話したほうがいい。事実を淡々と伝えるだけでも、そのニュアンスで『前の病院で何か嫌なことをされたんだな』ということは理解できる。必要以上のおしゃべりは禁物ですね」
さらに、特定の検査だけを指定することもNGなのだとか。
「基本的に、検査を見繕うというのが医者の仕事。なので、職域に進出しすぎないほうがいい。医者の立場からすると、絶対にいい気持ちはしないもの。そういう場合は、患者さんに言われた検査だけしておしまい、という医者もいますし、親身になった解説はしてくれない場合もあります」
また、自分はこの病気に違いないときめつける「頑固型」患者も問題だという。
「きめつけてこられる方に対し、『違うみたいですよ』と水は向けても、そこで否定されると、医者が患者さんにそれ以上積極的にアプローチすることは難しい」
一方、「全てお任せ型」の患者も、それはそれで問題が多いという。
「例えば、医者と患者さんとの間できちんと信頼関係ができているなら別ですが、初めから全てお任せしますというのは、裏を返すと『何かあった時はあなたの責任ですからね!』とプレッシャーに感じる医者もいます。で、結局、ローリスクローリターン、無難な守りの治療に終始することになります」
つまり、わからないならわからないなりに、きちんと説明を受け、一緒に治療方針を決めていくことが大切なのだ。
「真剣に相談してくる患者さんをムゲに扱うような医者はそういません。本気で治ろうとしている人にはきちんと対応するし、自分で手に負えない場合は、きちんとした病院を紹介してくれるものです」
真剣さをアピールするために効果的なのが、メモを取ることだという。
「メモを取るということは、私はちゃんと聞いていますよ、という意思の表れです。医者は『ちゃんとメモを取って聞いてくれようとしているんだな、わかろうとしてくれているんだな』と感じます。その姿勢がお互いの信頼関係を作っていくのです」
逆に、絶対にやめたほうがいいのが、会話の録音。
「医者は訴訟が最も怖い。会話を録音されると、訴訟に使われるのではないか、ネットに流されるのではないか、といった思いを抱いてしまう医者も少なくありません。メモを取ることはOKですが、録音はやめたほうがいいでしょうね」
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