芸能
Posted on 2016年05月13日 14:20

役者としては目が出なかった演出家・蜷川幸雄

2016年05月13日 14:20

20160513ninagawa

 5月12日、世界的に有名な演出家の蜷川幸雄が肺炎による多臓器不全で死去した。

 今でこそ誰もが知っている演出家だが、もともと役者を目指していたことはあまり知られていない。67年には俳優の石橋蓮司や故・蟹江敬三らと小劇団を作り、69年からの約10年間は役者と演出家という二足のワラジを履いて活動していた。役者を辞めて演出家1本に絞ったのは、女優の故・太地喜和子からダメ出しをされたから。当時の蜷川がテレビドラマ「水戸黄門」(TBS系)で公家を演じているのを見て、太地が「あんなヘタな演技を見てしまったら、演出家としてのダメ出しが聞けなくなる。頼むから役者は辞めてちょうだい」と進言したのだ。

「蜷川演出は厳しいことで有名です。だから心が折れてしまう役者もたくさんいる。そんな役者には、92年に公開された映画『きらきらひかる』で、主演の薬師丸ひろ子が演じた翻訳家の担当編集者として出演している蜷川さんを見てみろ、と勧めます。すると、大抵の役者は演出家として優れていても役者としてはそうでもない蜷川さんを見て安心して、折れた心が再生するんです」(演劇関係者)

 今後もあちらの世界から厳しい視線で日本の演劇界を見守っていただきたい。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年09月13日 11:15

    近年のネット環境の充実によって、高い売り上げを誇る公営ギャンブル。メディアを下支えする団体としても大きな役割を担っているが、最近は風向きが変わり始めている。ギャンブルライターが現状を語る。「日本の公営ギャンブルは競馬(中央・地方)、競輪、ボ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年09月14日 13:30

    8カ月ぶりに帰ってきたバス旅で最も存在感を放ったのは、看板を背負う太川陽介ではなかった。「路線バスで鬼ごっこ~太川陽介から逃げ切れ~【茨城・水戸】」(テレビ東京系)が、9月12日午後6時30分から放送された。鬼チームは太川陽介、草薙航基、村...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク