政治

小池百合子・鳥越俊太郎・増田寛也 「ポスト舛添」の向こうズネ!(2)注目の3名の弱みとは?

20160728s2nd

 これに対して候補者選出で、後れに後れを取ったのが民進党だ。

「党内からは、大臣や県知事経験者の名が次々にあがっては消える迷走ぶりでした。一時は『野党統一』を呼びかけたタレントの石田純一(62)に対し、岡田克也代表(63)が『すばらしい方だ』と本気で擁立に傾いたこともあった。最終的に、民進党都連が告示3日前に元経産省官僚の古賀茂明氏(60)に正式に出馬を要請したが、その日のうちに党本部はジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)に急きょ鞍替えするドタバタぶりでした」(政治部デスク)

 結局、鳥越氏の出馬会見は告示2日前。都連と党本部が一枚岩でないねじれ体制が浮き彫りとなった。この鳥越氏擁立には陰の立て役者がいたという。

「そもそもポスト舛添の筆頭候補といえば蓮舫代表代行です。出馬すれば敵なしと言われながら、参院選が重なったこともあり、結局出馬を見送った。その責任を感じみずから候補者を探し、夫が秘書を務めるジャーナリストの田原総一朗氏を介して接触し、一本釣りを成功させたんです。選挙戦で自身はもちろん、有名ジャーナリストがこぞって応援演説に駆けつけることとなる」(民進党関係者)

 選挙戦は三つどもえの激しい戦いとなりそうだ。

「都議会にノーを突きつけたほか、舛添氏が推進していた韓国人学校への用地貸し出しの白紙撤回を打ち出し“ネトウヨ”を歓喜させ、先手必勝でリードしたのが小池氏。ですが、自民党が身体検査したところ、舛添氏以上に政治資金が真っ黒で推薦を見送った経緯があるんです。すでに安すぎる事務所費などが叩かれているが、今後、政治パーティなどさらに疑惑が追及されることになる」(政治部デスク)

 自民党都連は「小池に投票すれば除名処分」など、党内の締めつけを一段と強めているだけに小池氏はさらに窮地に立たされそうだ。

「とはいえ、推薦を得た増田氏も安泰ではない。岩手県知事として実務経験はあるものの、3期12年の任期中に公共事業をバンバン推進し、1兆4000万円もの赤字を出している。知事時代の海外出張でファーストクラスを利用していたことまで追及されれば、前任者と大差ないですから、一気に圏外へと沈むでしょう」(前出・政治部デスク)

 となるとやはり最後発の鳥越氏が有利なのか──。

「一番の弱点は最高齢候補であること。それに過去4度のガン手術を経た体で、タダでさえ激務の都知事職が東京五輪まで務まるのか不安視されている。ましてや女性に人気のあるモテ男だけに、女性関係など私生活醜聞が飛び出せば木っ端みじんで、一部マスコミは躍起になってスキャンダルを探しています」(前出・政治部デスク)

 混迷を極める都知事選を政治評論家の浅川博忠氏が一刀両断する。

「主要3候補の中で本命は増田氏です。これまで、知名度優先で選んだ都知事が3人連続で任期を全うできなかったから、今度は実務家という流れになる。投票日が行楽シーズン最中なだけに投票率が伸びないことが予想される。浮動票頼みの小池氏、鳥越氏には厳しい戦いになるでしょう」

 究極の後出しか、鉄の組織票か、はたして最後に勝つのは──。

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
2
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
3
またまたファンが「引き渡し拒否」大谷翔平の日本人最多本塁打「記念球」の取り扱い方法
4
京都「会館」飲食店でついに値上げが始まったのは「他県から来る日本人のせい」
5
フジテレビ井上清華「早朝地震報道で恥ずかしい連呼」をナゼ誰も注意しない?