政治
Posted on 2016年10月02日 17:55

新聞・テレビが報じない「豊洲新市場」動乱“10大スクープ”(4)小池百合子「移転騒動」のウラ目的

2016年10月02日 17:55

20161006a4th

 混乱を極める一方の豊洲移転動乱。小池知事の「目論見」は何か? ジャーナリストの池上正樹氏が、都庁側の“転換点”を振り返る。

「90年代、東京都が臨海地区再開発に失敗したことで財政が悪化。築地市場は建て替えのための財源を確保するのに、敷地の売却益を当てにせざるをえなくなった。豊洲は移転候補の一つで、都では敷地が広く、都心から近いエリアという条件を満たしていたため、用地買収に踏み切ったと説明している」

 移転ありきで進められた豊洲の土地買収。01年に東京ガスが土壌の汚染を発表したことから、仲卸業者などが「そんな危ない場所に移動するのはいかがなものか」と訴え出た。そのことが、現在までの移転反対運動につながっているのだ。

「小池氏は移転延期を打ち出したが、さすがに中止までは踏み込まないはず。本当に中止を決めれば、豊洲市場建設に費やされた5900億円の総事業費、858億円の土壌汚染対策費などが全てムダになる。そればかりか、移転を見込み、設備投資した仲卸業者からの違約金など、都の負債が膨れ上がることが予想される。過去の知事が進めた案件とはいえ、最終的には現職知事が賠償責任を取る自業自得のハメに陥ってしまう」(政治部記者)

 となれば、小池知事の最終的な落としどころはどこなのか──。

「小池氏のウラの目的は、都議会のドン内田茂を頂点とする自民都連に揺さぶりをかけることです。本丸は豊洲移転の利権に巣食う族議員を駆逐すること。すでにゼネコンとの癒着問題で、東京地検が動きだしているとも言われています。 移転には、豊洲の土壌汚染や地下水の有害物質問題を避けては通れなくなった。とはいえ、現実には根本的な改修工事が難しい。小池氏が『有害物質が気化するおそれはなく、健康上の問題はない』など、安易に幕を下ろせば都民からの猛反発は必至。人気にもかげりが出てしまう」(前出・政治部記者)

 みずから問題を「泥沼」化した小池知事。潮時の見極めこそ、小池都政の生命線となりそうなのだ‥‥。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月24日 07:15

    ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 11:30

    一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 13:30

    これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク