スポーツ

プロ野球「ストーブリーグ」の地雷原!(1)オリックス・糸井の株が急騰中

20161006b-3

 広島が25年ぶりのセ・リーグ優勝を果たし、パ・リーグもソフトバンクと日本ハムが最後までもつれるV争い。10月8日にスタートするCSを前に、プロ野球界では早くも水面下でストーブリーグの火が燃えさかっている。V逸球団が来季リベンジを期す大型補強をもくろむ一方、首脳陣人事で激震する舞台裏の魑魅魍魎を白日に下にさらす。

 昨年の大物FA選手はロッテから楽天に移籍した今江敏晃(33)ぐらいだったが、今年はFA市場がアツい。その中心になっているのは、V逸で「欲しい欲しい病」が再発した巨人だ。

「昨オフは賭博事件発覚の影響で、あえて目立つ補強を封印しました。でも、今オフは渡辺恒雄元球団最高顧問(90)から『補強せよ!』の指令が出て、すでに6月から隠密の動きが始まっています」(球団関係者)

 調査対象はオリックス・糸井嘉男(35)、日本ハム・陽岱鋼(29)、中日の平田良介(28)と大島洋平(30)、楽天・嶋基宏(31)、西武・岸孝之(31)、DeNA・山口俊(29)の7人だ。

 中でも、「FA報道」後から神がかり的に本塁打を量産、盗塁数も50超でタイトルが視野に入る糸井の株が高騰中だ。オリックスは20億円の予算で引き止めに動くが、巨人とソフトバンクが先行。そこへ割り込んできたのが阪神だった。

「金本知憲監督(48)が糸井とプライベートで親交があり、ホットラインを使って形勢を逆転しつつあります。が、糸井は何しろ『何を考えているかわからない』と言われる宇宙人。先読みは難しい」(球団関係者)

 岸を巡っては、球界の裏情報収集力では右に出る者がいない星野仙一球団副会長(69)の楽天が、すでに取り込んだとの情報が。スポーツライターが明かす。

「岸は仙台出身で、東北学院大卒。地元選手優先主義の楽天は、西武との複数年契約が切れるのを狙って、早い段階からアプローチしていたようです。先発ローテで計算できるのが則本昂大(25)1人では、来年も勝てませんからね。巨人が動いた時点ですでに楽天に固められ、手が出せない状態になっていたとか」

 楽天は岸の獲得に乗り出す一方で、嶋が流出危機にある。しかし、不思議なことに「出ていきたければどうぞ」の姿勢とか。スポーツ紙が「阪神が嶋を調査」と報じたが、実はこの報道には「ウラ」があった。

「楽天サイドがリークを仕掛けたようだ。足立祐一(27)が育っているので、嶋は不要との判断。1年で3億円はかかる岸を取るためには、年俸1億1000万円の嶋に出ていってもらうほうが、経営上も好都合なんだよ。ああいう記事が出ると、捕手の補強がテーマの巨人やソフトバンクは間違いなく動くからね」(球界OB)

 さすが星野氏の策士ぶりが炸裂といったところだ。

 中日の2人は、昨オフの厳粛契約更改で落合博満GM(62)と衝突。遺恨があるうえ、白井文吾オーナー(88)が「代わりならいくらでもいる」と発言したことで、FA権行使は避けがたい状況となっている。

「平田はヤクルトと相思相愛だ、と聞いているが‥‥」(前出・球界OB)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
2
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」
3
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
4
上毛電鉄「800形」新型車両が全線営業開始!「700型」とは違う「ガッカリ&歓喜」ポイントがあった
5
年俸4億円を捨てた渡邊雄太「NBA撤退⇒日本Bリーグ」でグッズ収入「争奪戦」