エンタメ
Posted on 2016年10月04日 09:58

必然性なしのスペインロケは監督都合?映画「ジョジョ」が「ホホ」になっちゃう!?

2016年10月04日 09:58

2016930miike-2

あの人気マンガがついに実写化! 9月28日に「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」の制作発表会見が開催され、ロケ地がスペインになると発表された。その理由を三池崇史監督は、原作の舞台である杜王町に合う場所を世界中から探した結果だと説明し、「美しくて『ジョジョ』にぴったり」と自信を見せた。だが、このロケ地選定に原作ファンが大ブーイングだというのだ。マンガに詳しい編集者が眉をひそめる。

「杜王町とはその名前にも表れているように、杜の都である仙台がモチーフ。しかしスペインの風景が仙台に似ているとは聞いたことがありません。しかも原作にはスペインは登場せず、スピンアウト小説でスペイン領のカナリア諸島を舞台にした作品はありますが、同諸島はアフリカ大陸の西側にあるためスペイン本土とは風景がまったく異なります。さらに言えばスペイン語で『JOJO』の読み方は『ホホ』ですから、『ホホの奇妙な冒険』ではなんだか拍子抜けですよね」

このようにスペインロケの必然性がまったく感じられない同作品だが、そもそも三池監督は本当に、世界中で杜王町に見合った風景を探したのだろうか。ここで映画ライターはこんな推測を口にする。

「おそらく三池監督はスペインが大好きなんでしょう。というのも、バルセロナ郊外のリゾート地で開催される『シッチェス・カタロニア国際映画祭』において、三池監督作品は5回も各賞を受賞しているんです。同地に何回も足を運ぶうちに、ここで映画を撮りたいと考えても不思議はないでしょう。そこに海外テイストあふれる『ジョジョ』の実写化が持ち上がったので、ここ幸いとばかりスペインをゴリ押ししたのかもしれません」

会見では原作と映画を区別していないと語っていた三池監督。それならば舞台を日本国外に持ち出すこと自体、みずからの発言と矛盾しているのではないだろうか。

(金田麻有)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク