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記事全文を読む→追及ルポ「外国人犯罪」の激ヤバ実態(1)69件中7件が外国人
今年5月、飲酒運転で児童4人にケガをさせた中国籍のひき逃げ男にさいたま地裁が下したのは執行猶予つきの温情判決だった(11月13日)。ルールを守らない外国人に、国民のイライラは爆発寸前だ。では、彼らはいったいどんな犯罪を犯しているのか。東京地裁に通い詰めると、激ヤバ実態が浮上した。
「日本人を1とすると、外国人は1.72」
これは、11月20日に国会で野党議員から「外国人の犯罪率」について質問を受けた警察庁の回答だ。単純に言えば、日本人よりも外国人が犯罪を起こす確率が高いということになる。
神奈川県警国際捜査課の元刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が真っ向から異を唱える。
「国会で示された『1.72倍』という数字は、日本人の人口と在留外国人の人口を母数として算出していますが、これは犯罪の発生件数ではなく、『警察が何人捕まえたか』という検挙人数に基づいたもの。検挙に至っていない事案を含めると、外国人の犯罪率は2倍を超えているというのが私の見立てです」
冒頭で紹介した国会でのやりとりは、すぐさまネット上で拡散され、SNSでは外国人労働者の受け入れによる治安の悪化を懸念する声が多く上がった。
ひと口に「外国人犯罪」と言っても、いったいどんな事件が起きているのか。
そこで訪ねたのは、東京の霞が関にある東京地方裁判所。およそ1カ月、外国人を被告人とする裁判を傍聴し、特に心に留まった事件を紹介していきたい。
東京地裁は主に東京23区内で起きた事件を管轄し、1階ロビーに設置されているタブレット端末を使えば、当日の開廷情報が閲覧できる。11月某日、東京地裁で行われた刑事裁判は、全69件(出入国管理及び難民認定法違反を除く)。そのうち7件が外国人を被告人とするもの。他の日も1割もしくは2割ほどが外国人犯罪の裁判だった。
開廷表でよく目につくのが中国人による犯罪だ。
中国人犯罪の裁判で最も多く傍聴したのが窃盗事件だ。
建造物侵入と窃盗の容疑で起訴されたのは袁海春被告(45)。2012年に来日し、その後「永住者の配偶者等」ビザを取得。内装工として働いていたが、今年4月から10月にかけて、3度にわたって江東区のマンション建築現場に侵入。15万円相当の充電式丸ノコなどの工具を盗みだしていた。
男には余罪があり、他の窃盗事件でも追起訴される見込みだ。
味を占めたら何度も犯行を繰り返すのが不良中国人のひとつの特性かもしれない。コンビニで万引きをして法廷に引きずり出された王濫被告(38)も同様だ。
検察の冒頭陳述によれば、今年5月16日の朝、会社勤めをしていた王被告は東京丸の内の地下のコンビニに入店。肝臓エキス配合の「ヘパリーゼ」や総菜パン、弁当など総額1488円の商品をセルフレジに持ち込むと、ビニール袋だけを購入。すべて精算したかのように見せかけて、持ち去ろうとしたところを店員に見つかると逃走。ちょうど警戒にあたっていた警察官によって現行犯逮捕された。警察の取り調べに対して男は、
「仕事を失うのが怖くて逃げた」
「自分の稼ぎだけでは家族を養えないので盗んだ」
などと供述しているという。気の毒なのはコンビニだ。この日に盗まれた商品は売り物にならず廃棄処分。さらにこの男、この店で同様の手口で5回ほど万引きを繰り返していた。犯行に気づいた店員が以前からマークしていたため、今回の逮捕につながったという。
この男もまた余罪で追起訴される予定だ。
外国人犯罪の裁判傍聴を続けるジャーナリストの風祭五郎氏は言う。
「中国では『少額の窃盗なら罪にならない』という不文律があり、被害額が1000元(約2万2000円)以下の窃盗事件では、警察はなかなか動かないと言われています。王被告は過去に窃盗で罰金刑を受けていたようですが、どうせ実刑にはならないとタカをくくっていたフシがある」
万引き常習男にどんな罰が下されるのか。引き続き公判を追いかけたい。
同じ窃盗事件でも「出し子」となると、被害額の桁が違ってくる。
今年8月に観光ビザで来日した孫京被告(38)は今年9月10日、豊島区のコンビニのATMで、他人名義のキャッシュカードを使い、現金49万8000円を窃取。その後、警ら中の警察官の職務質問によって事件が発覚した。
逮捕当時、孫被告は計136万6000円の現金と計17枚のキャッシュカードを所持していたことから、特殊詐欺などで集めた金の引き出し役だったと見られる。弁護人質問で「闇バイト」に手を染めたきっかけについて聞かれると、孫被告はこう答えた。
「仕事はウィーチャット(中国のSNS)で知った。地下鉄のコインロッカーでキャッシュカードを受け取り、現金を引き出すだけで報酬がもらえると聞いた」
さらに儲け話に飛びついた理由については、
「母が2週間入院していた。私は2年間仕事がなくて、買い物代行のアルバイトをしていた」
と、涙ながらに語っていた。約3カ月の拘置所暮らしについて「つらい」と吐露し、「早く家族に会いたい」と述べていたが、被害弁済の手続きの関係で、次回公判は来年1月下旬に持ち越されることになった。わざわざ日本に来て詐欺の片棒を担いだ男は、しばらく臭いメシを食べることになりそうだ。
※被告人名はすべて仮名です
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