エンタメ

【ドラマ界激震】「改悪だった」「最悪の脚本家が…」原作を改変された漫画家の深い嘆き

 昨年秋に放送されたドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ系)の原作者である漫画家の芦原妃名子さんが亡くなり、衝撃と波紋を広げている。栃木県内で自殺したとみられている。

 このドラマをめぐっては、原作に忠実なドラマ化を要望した芦原さんの意に反する脚本によって放送されたことで、亡くなる数日前に芦原さんがSNSでコトの顛末を説明、不満を表明していた。第9話と第10話は、芦原さん自身が脚本を担当することになったという。

 真意ではない内容で原作を改変された件と、芦原さんの衝撃死に何らかの関係があるのかはわからないが、芦原さんのケースのように、かつて自身の作品がドラマ化されたことのある漫画家に話を聞いてみると、

「私も原作とは全く違うように中身を変えられました。それがいいように変わるならまだしも、改悪と言うべきものでした。でも、餅は餅屋に任せるしかない。ドラマ化を喜べたのが、せめてもの救いでした」

 あるいは別の漫画家は、

「うまい脚本家にあたればいいんですが、そうではない場合は最悪でした。自分が脚本まで書けるような、井上雄彦先生みたいな漫画家、もしくは脚本家や出演者を選べる大御所の漫画家だったら、納得のいくものができるのかもしれませんが…」

 図らずも漫画家の死によって、よりクローズアップされる形となってしまった今回の一件が、テレビドラマと原作者との関係に一石を投じることになるのか。

(小津うゆ)

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
「致命的ミス」巨人・リチャードに阿部監督が怒りの2軍通告!でも解説者2人は「?」反応
3
さだまさしが今明かす「借金28億円と返済地獄30年」の「コンサート年間186本」究極生活
4
山尾志桜里の「公認取り消し」騒動を起こした玉木雄一郎は「榛葉幹事長人気に焦った」って!?
5
岡田彰布が明かした「長嶋茂雄からの直電」が今もナゾのままの「不思議な縁」