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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「草刈正雄」(2)今年は「草刈さんの年」になったね
テリー どちらかといえば、世間的には草刈さんって現代劇のイメージが強いんじゃないですか?
草刈 確かに、役者の仕事をやり始めた時は、僕自身、こんな顔ですから「絶対に時代劇のオファーは来ないだろうな」と思っていましたよ(苦笑)。
テリー でも、そんなイメージ、吹き飛んじゃいましたね。僕が言うのも失礼ですけども、草刈さん、声の出し方も変わりましたよ。
草刈 年のせいもあるかもしれないですね。
テリー いやいや、これがまた、いい味が出ているんですよ。たぶん「真田丸」を通して、日本中が草刈正雄という役者の新たなすごさ、新しい価値観みたいなものを感じ取ったんじゃないかと思います。
草刈 そう言っていただけますと、本当にありがたいですよ。でも、とにもかくにも、三谷さんが昌幸のキャラクターをうまく書いてくれていますからね、そこに尽きると思います。僕ら役者って、何といってもおもしろい台本が第一ですから。だから、「真田丸」に関しては、もう役者もスタッフも、みんなノッているわけです。とにかく「この作品をいいものにしよう」という、みんなのエネルギーがすごくて。
テリー 息子役の堺さんや大泉洋さんほか豪華キャストがズラリとそろっていますけど、現場の雰囲気はいかがでしたか。
草刈 もう、みんなで細かくコミュニケーションを取り合いましてね、すごいですよ。恐らく、三谷さんは、ご自分が好きな俳優さんを選ばれていると思うんですよ。役者それぞれの個性や癖もよくわかってるから、皆さん、ピタリと役柄にハマっていますし。
テリー 撮影に入って、何か苦労されたことは?
草刈 最初はもう、セリフが多くて多くて、泣かされました。そんなに覚えられないよ、っていうくらいのボリュームですから。
テリー 確かに、ずっとしゃべっていましたよね。
草刈 撮影開始から、出てしゃべり、出てしゃべり、という感じで。それに長ゼリフの量も多くてね。しかも、1話から8話分くらいまで、まとめて2、3日で撮っちゃうスケジュールなんですよ。
テリー うわ~、それはキツいですね。
草刈 でも、準備期間が3~4カ月あったものですから、とにかく覚えて、おかげであまり迷惑をかけなくて済んだんですけど。
テリー 9月25日放送のエピソードで昌幸はこの世を去りましたけど、放送以後の反響はご存じですか。
草刈 最近、遅まきながらブログを始めたんですが、そこにファンの人が熱心な感想を書き込んでくれるんです。この年になっても、人にほめられるというのはうれしいことですね。
テリー 「昌幸ロス」なんて言葉も出てきたくらいですからね。
草刈 今まで、ほめられたことがあまりないものだから、ブログの感想を読んで喜んだり、涙を流しています。街を歩いていても話しかけてくれる人が多くなりましたし。この年になって、まさかこういう経験ができるとは思いませんでした。
テリー 今年は、テレビコマーシャルにもいっぱい出ていますし、まさに「草刈さんの年」と言ってもいいんじゃないですか?
草刈 いやあ、ホントに三谷さんに足を向けて眠れないですね(笑)
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