止まらない物価高の影響で、SNSやYouTubeでは「節約」というキーワードがあふれている。特によく見かけるのが「まずは固定費を削れ」という節約術だ。確かに通信費や保険料、サブスクなどの固定費を見直せば、自動的に毎月の支出が減るため、効果は...
記事全文を読む→関東連合元リーダーが明かす「私が接触した“酒鬼薔薇聖斗”の正体」(3)“隙間”の役割を果たしたい
A氏はこう続けた。
「パソコンのキーボードで、たった一つ、何の刻印もないspaceボタン。文字にも数字にも記号にもなれないけれど、ゆったりした隙間を生み出すことのできるspaceボタン。一度道を踏み外したものは悉(ことごと)く害虫として排除される、ギチギチで隙間のない息の詰まるこの社会の中で、僕は『spaceボタン』の役割を果たしたい」
やり取りを続けても、私の中で「体温」が上がることはなかった。人ではない「何者か」と言葉を交わしているような気がしてならないからだ。人は生きていれば汗をかき、匂いを発散し、埃にまみれ、また笑い、泣き、怒りもする。それが人の「生」であろう。しかし、A氏の言葉からは、こうした「リアリティ」を感じないのだ。
それは「虚空」。「私」が飲み込まれて、消えていくような錯覚に囚われる──それこそがA氏が「本物」である実感なのだろう。
私の目的は、A氏の「原点」を聞き出すことだ。私自身はようやく本書で実母との関係を「言葉」にすることができ、目を背けたい「原点」に向き合う一歩を踏み出すことができた。理由は、「絶歌」に対する私の批判点につながる。
批判は3つある。
出版後、土師淳さんの実父・守さんは「息子は二度殺された」と心痛を吐露した。「絶歌」は遺族了解を得ることなく、逮捕日に合わせる形で発売されている。A氏は毎年この日に謝罪の手紙を遺族に出していたはずだが、あの内容の出版物が、手紙の代わりだとすればあまりにも‥‥ではないか。
2つ目は、文中の一部表現である。特に淳さん殺害場面は、引用さえできないほどだ。A氏は「文学的表現」を混在させて「ノンフィクション」として描写する。「表現」を目的としているのであれば「フィクション」として稿を重ね、作品にすべきだった。
A氏は自らを「精神的奇形児」という言葉で表現しているが、3つ目はこの言葉に逃げ込んでいる点だ。自ら目を背けたい育成環境なども明らかにしなければ社会も、遺族も納得はしないだろう。
私が実名で、「少年院時代」や「母との関係」を明らかにしたのは、そんなA氏へのメッセージでもある。犯罪者は一生「贖罪」を背負わなければならない。私自身、何かが起こるたびに自身の「業」に気付き、その重さに押しつぶされそうにさえなる。それでも消せないから「贖罪」なのだ。
A氏がその後私から「逃亡」したことで、私の「絶歌」はいわば未完成となった。批判こそ次の表現の始まり。私は彼からの連絡を待ち続けている。
■柴田大輔(ノンフィクション作家):ペンネーム・工藤明男として刊行した処女作、「いびつな絆 関東連合の真実」(宝島社)は17万部のベストセラーになる。本作より、本名を明かす。関東連合元リーダー。ITや芸能の分野で活動後、警察当局に関東連合最大の資金源と目されていた。「いびつな──」刊行と同時に、暴対法における保護措置により保護対象者に。現在は、執筆活動を中心にスマホアプリの開発・運営をしている。最新作「聖域」(宝島社)では「関東連合の金脈とVIPコネクション」を描く。
アサ芸チョイス
11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...
記事全文を読む→BABYMETALやYOASOBIの成功を見て分かるように、今でこそ日本人が日本語で歌う曲が海外でもヒットすることは珍しくなくなった。しかしインターネットもSNSもない昭和期においては、極東の島国の楽曲が欧米のチャートを賑わすなんてことは皆...
記事全文を読む→モデルで女優の出口夏希が、俳優・伊藤健太郎と交際中であると、「女性セブン」などが報じている。2人は2023年に公開された映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」で共演し、今年公開の同作の続編「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」で...
記事全文を読む→

