日本中を震撼させたあの「神戸児童連続殺傷事件」から、まもなく20年がたとうとしている。しかし、遠い昔の出来事だった記憶も、2015年6月に突如として呼び覚まされた。あの「酒鬼薔薇」が自らのホームページを立ち上げ、半生を綴った「絶歌」という“...
記事全文を読む→絶歌
A氏はこう続けた。「パソコンのキーボードで、たった一つ、何の刻印もないspaceボタン。文字にも数字にも記号にもなれないけれど、ゆったりした隙間を生み出すことのできるspaceボタン。一度道を踏み外したものは悉(ことごと)く害虫として排除さ...
記事全文を読む→2人の相似性も手伝って「絶歌」読了後、私は自らの体験を元に「絶歌」を書き直したい欲望にとらわれた。もちろん「書評」という体裁になることは当然だとしても。執筆にあたって、神戸の事件についてのあらゆる書籍、犯罪心理学、精神分析学を読むことになっ...
記事全文を読む→出版不況が叫ばれて久しいが、それでも、又吉直樹の「火花」のように、メガヒットを生み出すこともある。逆に言えば、あれだけ話題をさらったのに、それぞれの事情で姿を消した「発禁本」という不思議な世界‥‥。その内情を徹底的にリサーチ!○「卑屈の国の...
記事全文を読む→ところでAは本退院後、弁護士を通じて被害者家族に手紙を送っている。今年3月には、山下彩花ちゃん(当時10歳)の命日前に、B5判の紙8枚というこれまでにない長文の手紙を出している。これは出版を意識してのことだったのか‥‥。出版後、あらためてA...
記事全文を読む→Aは中学3年時の、殺害に及んだあとに訪れた、あまりにも異様な性衝動についてさえ記述している。殺害現場となった「タンク山」から切断した頭部を風呂場に持ち込むと、〈この磨硝子(すりがらす)の向こうで、僕は殺人よりも更に悍ましい行為に及んだ。(略...
記事全文を読む→神戸連続児童殺傷事件の惨劇から18年。加害者の元少年Aが初めて事件についての手記「絶歌」を出版した。形ばかりの謝罪とグロテスクな犯行の描写。自己顕示欲に終始した「黒い肉声」は、出版の是非を問う大騒動へと広がっている。“A”自身がこの本で封印...
記事全文を読む→世論からも賛否真っ二つ、販売を拒絶する書店などもありながら堂々のベストセラー1位を続ける、酒鬼薔薇聖斗こと元少年Aの手記「絶歌」。その出版の是非を問うお題で、ホリエモンこと堀江貴文氏がツイッターでこう答えた。「嫌だと思うなら買わなきゃいい。...
記事全文を読む→6月も終わりに近づき、早くも2015年上半期が終わろうとしている。お笑い界ではクマムシの「あったかいんだからぁ」、8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」が年末の「流行語大賞」候補だと話題になったが、それ以外にも事件、現象、流行は数々生まれ...
記事全文を読む→6月14日に放送されたバラエティ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)にて、1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の加害者男性が手記「絶歌」(太田出版)を出版することに関して、出演者から多くの批判の声があがり話題となっている。「まず同番組レ...
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