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記事全文を読む→映画「沈黙‐サイレンス‐」で光る映画監督・塚本晋也の俳優としての存在感
マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の小説を映画化した「沈黙‐サイレンス‐」が1月21日から公開される。江戸時代初期の長崎を舞台に、キリシタン弾圧の中で棄教したとされる師を探して来日した若きポルトガル宣教師の姿を描いた大作だが、本作で水磔(すいたく)の刑を受けるキリシタン信者を演じているのが塚本晋也だ。
世界的な映画監督でもある彼がオーディションに現れた時、「鉄男」(89年)をはじめ塚本作品の大ファンだったスコセッシ監督は、「なぜ、あなたが?」と驚いたという。
「塚本さんは、自分のイメージを徹底して作り上げるため、監督・脚本・編集はもちろん、出演も兼ねて自主製作時代から映画作りをしてきました。俳優としての評価も高く、毎日映画コンクールでは02年に男優助演賞、15年には自作『野火』で男優主演賞と監督賞に輝いています。今作の見どころとしてスコセッシ監督は『いちばん観客が涙を流していた』と水磔シーンを挙げていますし、監督であり名優でもある彼の本領が存分に発揮されていると思います」(映画ライター)
映画監督かつ俳優という例は意外に多い。黒澤明監督の「夢」(90年)にはスコセッシ監督が画家のゴッホ役で、ロマン・ポランスキー監督の「チャイナタウン」(74年日本公開)には監督本人やジョン・ヒューストンが出演。「未知との遭遇」(78年日本公開)で科学者を演じたフランソワ・トリュフォー、その演技力で助演男優賞を総なめにした「ツィゴイネルワイゼン」(80年)の藤田敏八など、枚挙に暇がない。
「監督たちには既成の俳優にはない独特の存在感があります。中でも塚本さんの演技力は別格。本作は、まさにキャスティングの妙が見事にはまった好例と言えるでしょう」(前出・映画ライター)
全米ではイッセー尾形の怪演に話題が集まったが、俳優・塚本晋也の迫力にもぜひ注目したい。
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