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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「ペンギンズ」(2)コンビ結成に運命を感じちゃうよね
テリー 3年前にコンビを組む前、それぞれどういう活動をしていたの? アニキは今、40歳なんでしょう。けっこう苦労人なんじゃないの?
アニキ 「バロン」という漫才コンビで、13年ぐらい活動していました。うまくいきそうな時期もあったんですけど、やっぱり結果は出せなくて。それで相方と話し合って、「2人でやれるパターンは全てやり尽くしたな」ということになり、解散しました。
ノブオ 僕は松竹芸能で、10年くらい「だいなお」というコンビをやっていました。組んで1、2年目の時に、「(世界の果てまで)イッテQ!」に使ってもらったんですよ。
テリー それ、すごいじゃん! 注目される、いいチャンスだよな。
ノブオ そうなんです。もう絶対売れるだろう、と僕らも思っていましたから。2カ月の海外ロケに行かせてもらって、「もう日本に帰ったら『キャー!』って迎えられるんだろうな」「スケジュール帳も真っ黒だろうな」と思っていたら、どこからも全然オファーがなくて。
テリー あらら。
ノブオ でも、最初はそれでもいい、と思っていたんですよ。1~2年で大きな仕事が来たんだから、またすぐ来るだろう、と。でも、甘かったですね。それからずっと芸人の収入は限りなくゼロに近くて、毎日バイトばっかりでした。
テリー どんなバイトをしていたの?
ノブオ 深夜のカラオケとかレンタルビデオ屋、漫画喫茶、本当にいろいろやりましたね‥‥その時に、仕事がなくなることの寂しさ、悔しさを知りました。
テリー 例えばその頃、同期とか近い年齢で、バーンと売れた仲間はいたの?
ノブオ 「はんにゃ」さんは、瞬く間にポーンと売れちゃいました。
テリー ああ、そうすると焦っちゃうよね。
ノブオ それに僕は結婚していて、ちょうど前のコンビを解散する時は子供が産まれるタイミングだったものですから、もうお笑いは辞めて、実家の焼き肉屋を継ごうかなァ、なんて。
テリー 思ったんだ?
ノブオ はい。それで「もう辞めます」って事務所に伝えるために家を出ようとしたタイミングで、アニキから電話がかかってきたんです。
テリー すごいね。なんでアニキは、ノブオさんに電話したの?
アニキ 僕も前のコンビの解散が決まったところで、お笑いを続けるかどうか半々ぐらいで迷っていたんです。その時もう37歳だったので、また新しくコンビを組んでイチから築き上げるのも大変だな、って。
テリー うんうん、そうだよね。
アニキ 以前、僕も松竹芸能にいた時期があって、ノブオのことは知っていたので、「最近、調子どうなの?」みたいな電話をしたんですよ。そしたら「実は解散が決まって、今から事務所へ挨拶に行くところだ」と。それを聞いて、「だったら、ちょっと一緒にやってみないか?」って誘ったんですよ。
テリー アニキは、もともと8歳下のノブオさんのことはどう思っていたの?
アニキ 責任感のかたまりだな、と。
ノブオ やべェ! キャラと全然ちげェよ(笑)。
テリー アハハハハ! でも、その電話がちょっとでも遅かったら、ペンギンズはなかったかもしれないんだから、何か運命的なものを感じちゃうね。
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