芸能

天才テリー伊藤対談「ペンギンズ」(4)ネタのオチ、余韻があって好きだな

テリー ネタは、どちらが書いているの?

アニキ 2人とも書けるんですけど、今の比重はノブオのほうが多いですね。

テリー これからも「アニキ漫才」は続けていくと思うんだけど、この先、どう展開していこうと考えているのかな?

ノブオ う~ん、どうなんでしょうか‥‥アニキとノブオはキャラクターがハッキリしてる分だけ、ネタはいくらでも作れるんです。ちょっとずつマイナーチェンジをしていく中で、また何か新しいネタが生まれたらいいな、とは思っているんですけど。

テリー 最近、小道具も使ってるでしょう? それも、マイナーチェンジの流れなのかな。

ノブオ ヤバい、テリーさん、本当に僕らのネタを見てくれてるんですね(笑)。

テリー 俺、さっきの浅漬けの話、いいと思うんだけどな。だって、芸人が売れて変わったエピソードはいろいろ聞いてるけど、「漬物が一品増えた」っていうのは、初めてだよ(笑)。

ノブオ うちのアニキ、けっこうポンコツなんですよ。この前もタコの刺身を食べながら、「うまいバイ貝だな」って言ってました。

テリー ハハハ、バカだなァ。

ノブオ (キャラの声で)コラーッ、アニキはバカじゃねェぞ!

テリー でも、そういう部分をもっと出していいんじゃないの? アニキが京都のおいしい漬物屋とかに妙に詳しかったりするの、おもしろいじゃない。

ノブオ なるほど。僕も調理師免許を持っているので、料理関係のネタはいろいろ作れそうです。

テリー そういうことをやっていると、料理番組にも呼ばれるよ。

ノブオ そうか、そういえば前に、あるカラオケ店の名前をネタのオチに出したら、あとで優待券を送っていただきました(笑)。

テリー ああ、毎回アニキが「ノブオ、○○行くぞ」って言って舞台を去っていくやつね、俺もあれ、大好き。何か、余韻が残るんだよな。

アニキ 本当ですか!?

テリー うん。普通の漫才みたいに「ありがとうございました~」で終わると、今までのおもしろかった話がいかにも作り物みたいな感じで、見てるほうが冷めちゃうんだよね。でも、キャラのまま「○○行くぞ」って去られると、「こいつら、本当にこのまま、そこに行くのかな」みたいに感じられるから。

ノブオ テレビドラマで「つづく」って出るようなイメージですかね?

テリー そうそう、その余韻はすごく新鮮だなと思った。あそこも、もっといろいろ遊べそうだよな。「○○行くぞ」って一度去るんだけど、「今日、休みでした」とか言って、また戻ってきてさ。

アニキ ああ、それ、いいですね(笑)。

テリー 「○○行くぞ」でCM来るといいね。

ノブオ いやあ、そういうお話をいただけたら、ある意味「キャラクター勝ち」だと思っています(笑)。

テリー じゃあ最後に聞くけど、なんでペンギンズっていうコンビ名なの?

ノブオ 先輩につけてもらったんですけど、アニキがペンギン好きっていう設定なんですよ。

アニキ バツイチで、行きつけのスナックのママを狙っているという裏設定もあります(笑)。

テリー フフフ、まだまだ、アニキ&ノブオで笑わせてくれそうだね、期待してるよ!

◆テリーからひと言

 全然2人ともチンピラじゃないよな(笑)。でも、苦労してきただけあって、一生懸命で応援したくなるよな。漬物ネタ、いつかやってみてよ。

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