芸能

輝く!「有名人スキャンダル大賞」2017年下半期(1)大相撲は富岡八幡宮と一緒

 芸能界、政界、スポーツ界‥‥、激動の2017年に最後まで続出したスキャンダル。タブーなしの4人が一丸となって、忖度ナシで切り込んでいく。まずは大相撲の騒動からガチンコで一刀両断だ!

 まずは大相撲スキャンダル九州場所。今、何日目ぐらいだろうか。数十日を優に超えてるけど、まだ続いてるんだよ。終わってない。

 「週刊ポスト」が96年に八百長告発キャンペーンを張ってね。その告発をした元大鳴門親方とタニマチが同じ日に変死してるんだよ。

 しかも同じ病院で。

 怖え。

 そこは富岡八幡宮事件とつながってる。勧進元と繋がってるわけだ。

 ミスター高橋は今も生きてますから、プロレスは平和ですよね。

 ワイドショーのコメンテーターで出演しても「八百長」という言葉を使ったらダメなんだから。

 大相撲に八百長があるという前提で話せないから、貴乃花がなんで怒ってるのかが伝わらないんですよ。

 テレビだけ見てると何が何だかわからないじゃないですか? 週刊誌やネットと差がありすぎて。

 本番前、「八百長だけは言いかえて」と言われる。過去に何度も明らかになってるのに、いまさら、放送禁止用語になってるのかって。

 どう言いかえるの?

 人情相撲?

 貴乃花は「相撲原理主義者」ですって。

 「完全実力主義」でいいんじゃないですか?

 82歳で外部識者として相撲改革に関わった合気道の達人のおじいちゃんがいるんだけど、その人と中継でつないでたの。そのおじいちゃんが延々とさ、「八百長の実態を、八百長の実態を」って繰り返してさ。本当の放送事故だった(笑)。

 いいですねえ。

 「弟子を指導する時に竹刀を排除するという話があったんですが、私は竹刀でぶち叩かないと若者は育たないと思います」って(笑)。ものすごくスパルタなの。おじいちゃんは竹刀の有効性を唱えたけど、投票の結果、竹刀は使わないということになって、「その結果どうですか? (かわいがり事件では)バットで殴られて新弟子が殺されてるんですよ」と言いだして(笑)。

 戸塚宏あたりが出てきたら最高だな。論客として。

 そして維新力、突然のブレイクも訪れて。

 なんだ、この黒い人、松崎しげるかと思ったら維新力なんだよ。

 維新力では中途半端。吉今の事情は知らないし、無難なことしか言えない。ボクのところにテレビ局から連絡来ましたよ。「北尾の連絡先、知らないか」って。

 「八百長野郎」発言の。

 貴ノ岩が日馬富士に「八百長野郎」と発言したという、アサ芸のスクープ、よかったですね。

 モンゴル語で「俺はナイラ(八百長)はやらない」と言ったとか。

 北尾に「八百長野郎」と言われた琴天太も亡くなった。

 ホント、富岡八幡宮と一緒でさ、神に近い家内安全みたいなことを祈るためにやってる人たちがね。不思議だよな。

 五穀豊穣とか、四股にはそういう意味があるにもかかわらず。もうモンゴル相撲にしちゃえばいいんだよ。

 基本、相撲はアウトレイジでできているというとこがおもしろい。理事長に権力が集中し、多数派工作をしながら、別の一門に関しては切り崩し策をやるとかさ。きっちり見ていくとおもしろいよ。あと、白鵬を取り巻く芸能人、軒並み書かれてるよね。

 ああ、「白鵬を勘違いさせた芸能人」として。

 それこそ、吉本芸人が大勢。

 カラテカの入江とか。

 白鵬の吉本人脈が強すぎて。吉本の番組だと、この話題は言いづらい。

 なんか青汁も飲みづらくなってきたなあ(笑)。

 朝青龍のツイッターがおもしろいですよね。カタコトのかわいさ。

 朝青龍はどっち的なスタンスなんですか。

 思いっ切りモンゴル。ボク、ツイッターで朝青龍と接点あったんですよ。

 へえ。

 「吉田光雄(使用しているツイッターのアカウント名)さん、久しぶり」って声かけてきたら、(本物の)長州力と間違えてて(笑)。

 文春の能町みね子さんがね、貴乃花のことを書いていたんだけど。

 よかったですね。貴は単純なヤオガチ問題ではなく、弟子が次々と民族主義になっていくという。

 そっちもあるんだ。玉 貴景勝、好きなんだけど、目とか見てると一緒なんだよね、貴乃花と。人に対するリアクション、インタビューでの対応、全部一緒だよ。そのくせ、弟子の双子いるだろ、貴公俊と貴源治。あれを巡業でさ、相撲界のタッチだって、しょっきりやらせてたんだよ。「ちょっと、ちょっと、ちょっと」って(笑)。

<座談会メンバー>

水:水道橋博士 1962年生まれ。岡山県出身。現在「バラいろダンディ」(MXテレビ)、「別冊アサ(秘)ジャーナル」(TBS)、「ゴゴスマ」(TBS)、「水道橋博士のムラッとびんびんテレビ」(J:COM)などに出演。最新刊は「藝人春秋2」(文藝春秋)。自身が編集長を務める日本最大級の有料メールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」好評配信中。

玉:玉袋筋太郎 1967年生まれ。東京都出身。現在「バラいろダンディ」(MXテレビ)、「別冊アサ(秘)ジャーナル」(TBS)、「ぴったんこカン・カン」(TBS)、「たまたま、きよし。お財布万歳!」(SPEEDチャンネル)、「たまむすび」(TBSラジオ)などに出演。最新刊は「疾風怒濤!!プロレス取調室」(毎日新聞出版)。一般社団法人全日本スナック連盟会長。

吉:吉田豪 1970年生まれ。東京都出身。プロ書評家、プロインタビュアー、ライター。徹底した事前調査をもとにしたインタビューに定評があり、取材対象についての知識は本人をしのぐと言われる。「サブカル・スーパースター鬱伝」(徳間書店)、「吉田豪の喋る!!道場破りプロレスラーガチンコインタビュー集」(白夜書房)など著作は多数。

宇:宇多丸 1969年生まれ。東京都出身。89年、大学在学中に「ライムスター」を結成し、日本ヒップホップの黎明期よりシーンを牽引。アイドル、映画の評論家としての顔も持ち、07年から開始された「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(TBSラジオ)でラジオ・パーソナリティとしてもブレイクした。

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