11月に入り、朝晩の冷え込みが一段と身に染みるようになると、仕事帰りの赤提灯や大衆酒場で恋しくなるのが、湯気立ち上る燗酒だ。夏場の冷酒一辺倒から温かい日本酒へシフトする左党が増える時期だが、暖簾をくぐって開口一番「とりあえず熱燗で!」と大雑...
記事全文を読む→ニッポンの「超大作映画」秘史が全部わかる!<直撃2・“ミスター超大作”佐藤純彌監督の回顧録>
70年代から00年代にかけて、最も多くの超大作を撮った監督は佐藤純彌(85)であろう。パニック、ミステリー、宗教、ハードボイルド、戦争映画と、幅広いジャンルを手がけた。
走行中の新幹線が時速80キロ以下になったら爆発する──そんな斬新な設定で、日本初のパニック大作とされたのが「新幹線大爆破」(75年、東映)だ。主演の高倉健をはじめ、東映のオールスターキャストだったが‥‥。佐藤監督が言う。
「当初は犯人グループのリーダーを『仁義なき戦い』で大スターになっていた菅原文太に持って行った。ところが文ちゃんは『これは新幹線が主役だから』って断ってきた。ところが、脚本を読んだ健さんが『ぜひやりたい』と言ってくれたんだ」
はたして乗客を乗せた新幹線は爆発せずに無事に到着できるのか? 最後まで見せ場は続いたが、残念ながら期待ほどヒットはしなかった。
「それでも、フランスで大ヒットしたおかげで、再上映ではお客さんがたくさん入ってホッとしました」
高倉健とは、翌年の「君よ憤怒の河を渉れ」(76年、永田プロ)でもコンビを組み、中国では8億人を動員する特大ヒットを記録。現在、同作は「マンハント」のタイトルでリメイクされている。
佐藤監督は角川春樹事務所の大作路線でも「人間の証明」(77年)、「野性の証明」(78年)と連続でメガホン。両作とも海外ロケーションを敢行したが、「野性の証明」ではアメリカの広大な大地で繰り広げられる、高倉健と松方弘樹の銃撃戦が見せ場となった。
「弘樹ちゃんにヘリに乗ってもらって、健さんが地上にいての銃撃戦。ところが、ヘリの運転が荒くて、しかも弘樹ちゃんは高所恐怖症だから、あっという間に失神していた。僕が『撃って、弘樹ちゃん』と拡声器で叫んだけど、本人には聞こえていなかったね」
そして、日中合作として公開される「空海」だが、実はこちらも佐藤監督が84年に「空海」(東映)として手がけている。全真言宗青年連盟映画製作本部が東映と連携し、200万枚の前売り券を完売させた。そのため、制作費の12億円を用意できたという。
「予算もそうだけど、真言宗から2人の若い人が指導についてくれて、宗教という特殊な設定ながら、すごくスムーズにやれた。それに、中国で大ロケーションをやったんだけど、これも中国のコーディネーターがいい場所を見つけてきてくれて。非常に協力的で助かったよ」
こうした経験が、中国を舞台にした「敦煌」(88年、東宝)や、ロシアを舞台にした「おろしや国酔夢譚」(92年、東宝)にも生かされることになる。
そして佐藤監督は、戦争映画の「男たちの大和/YAMATO」(05年、東映)でも制作費25億円という破格のプロジェクトに挑む。70歳を超えていたが、興行収入は同年1位の50億円を上げ、みごと“ミスター超大作”の面目躍如となった。
アサ芸チョイス
脳梗塞で療養中だった伊達みきお(サンドウィッチマン)が、10月31日の「サンドウィッチマンザ・ラジオショーサタデー」(ニッポン放送)で、2カ月ぶりに復帰した。「さあ、時刻はお昼の1時を回りました。こんにちは。サンドウィッチマンの伊達みきおで...
記事全文を読む→泉ピン子が訴えられた。映画製作会社「HumanPictures」が11月3日、所属監督の映画「AYUMI」と「養父」に出演したピン子に対し、損害賠償を求め2日付で東京地裁に提訴したと、公式Xで公表したのだ。問題が発生したのは、10月23日に...
記事全文を読む→毎日のように見聞きする「不正アクセスによる情報漏洩」のニュース。もはや情報漏洩していない企業のほうが珍しいんじゃないのってくらいだし、それどころか官公庁にまで被害は及んでいる。三菱UFJフィナンシャル・グループが、2027年3月までの開業を...
記事全文を読む→

