大震災からおよそ2カ月。2011年5月になって、復興会議の構成員の一部が被災地を視察した。数多くの記者を従えた、大名行列のような視察だった。この時は大船渡市から始まり、陸前高田市の視察がメイン。あの「奇跡の一本松」脇の海辺で、構成員たちは思...
記事全文を読む→東日本大震災
岩手県の県南に位置する陸前高田市は、被災地の中でも最大の被害を受けた。海岸から数百メートル離れているのに4階建ての上まで津波が被り、大勢の方々が亡くなった。まさか、こんなところまで来るとは──。ビルを見上げて驚いたことを思い出す。被災地で取...
記事全文を読む→東日本大震災後、現地を取材すべく、私はすぐに岩手・宮城・青森の被災地をグルグルと回った。津波の痕跡を辿ることにした。青森県三沢市淋代(さびしろ)地区にあった保育園に津波の痕跡を見つけ、六ケ所村の尾駮(おぶち)沼にも軽い痕跡があった。そこが北...
記事全文を読む→三陸の山田町も、津波によって大きな被害を受けた。いつもは湖のように波も立たない穏やかな山田湾に、巨大な津波が押し寄せた。南側の船越湾から来た巨大な津波は湾を乗り越えて山田湾からきた津波とぶつかり、見上げるばかりの波の柱が立ったと、目撃者が証...
記事全文を読む→大震災直後、私は被災地の三陸各地を取材していたが、北海道に次ぐ面積を誇る岩手県での取材は、広範に渡った。沿岸沿いのホテルや旅館は被災しているところが多く、被災していないホテルの中には、NHKなどの大手マスコミが取材拠点として、貸し切り状態に...
記事全文を読む→古来、海で働く漁師たちは、海岸沿いで暮らしていた。漁具などの運搬や、漁に出るのに便利だからである。しかも三陸などの入り江には平地が少なく、海岸線の平坦な地に住まざるをえなかった事情もある。しかし時代が代わり、自動車で海岸や岸壁に行くことが可...
記事全文を読む→どのくらいの方が「世界津波の日」という言葉を知っているだろうか。おそらくは、知らない人が多いことだろう。これは2015年12月に日本政府が国連で提案し、採択された記念日であり、歴史的にはまだ浅い。日本政府が提案したとなれば、津波の日は東日本...
記事全文を読む→2011年3月12日の夜8時、東日本大震災の現場を取材するため、私はやっと沿岸の岩手県宮古市に入った。が、漏電火災が頻発しているのでうかつに通電できず、停電で街は真っ暗。動いているのは消防車だけだった。瓦礫の量はすさまじく、船が何隻も道路に...
記事全文を読む→さらに福島第一の場合は1号機内部を撮影した映像から、高温で溶け落ちた核燃料が格納容器内で圧力容器を支える鉄筋コンクリート構造物「ペデスタル」のコンクリートを大量に巻き込んで溶かしながら落下したと見られている。このような混合物では、形状や硬さ...
記事全文を読む→そして当初のロードマップで17年度開始予定だった1、2号機の使用済み燃料プールからの燃料棒搬出、20年度上半期から21年度下半期にかけて開始予定だった1~3号機からの燃料デブリの取り出し作業はいまだ未着手のままだ。このうち2号機の使用済み燃...
記事全文を読む→東日本大震災から、間もなく12年が経とうとしている。各地で様々な被害が発生した中で、今も残る最大の課題の1つが国際原子力機関(IAEA)がチョルノービリ(チェルノブイリ)原発と並ぶ深刻事故と評価した、東電・福島第一原発事故の廃炉作業だ。絵空...
記事全文を読む→東京ドームシティのプリズムホールで2月14日まで開催されている「世界らん展2023」で、常に人だかりができている一角がある。華道家・假屋崎省吾の作品と、フラワーアーティストに転身した志穂美悦子の作品だ。イベント関係者が感嘆する。「さすがは元...
記事全文を読む→月が地球の影に隠れる「皆既月食」が観測されたのは、11月8日。今回は月が天王星を隠す「天王星食」も同時に発生する非常に珍しい天体ショーだったことから、空を見上げながら撮影する人の姿が街じゅうで見られた。ただ、この皆既月食が巨大地震発生の要因...
記事全文を読む→新海誠氏が監督・脚本を担当するアニメーション映画「すずめの戸締まり」が、11月11日の公開から3日間で興行収入18億8421万5620円、動員133万1018人(全国420館)を記録したことが分かった。配給の東宝が14日、発表した。同映画は...
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