オミクロン株亜種の「BA.2.75」、通称「ケンタウロス」と呼ばれる新変異株が、日本国内で不気味な広がりを見せている。今年5月以降、世界各国での感染確認が相次ぐ中、神戸で国内初の感染者(1人)が確認されたのが7月12日。その後、19日には大...
記事全文を読む→森省歩
WHO(世界保健機関)が全世界に向けて「緊急事態宣言(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態宣言)」を発出してからわずか2日後の7月25日、厚生労働省は、日本国内では初となる「サル痘感染者(30歳代男性、欧州滞在中に感染者と接触)」が東京都...
記事全文を読む→南海トラフ巨大地震(マグニチュード9クラス)が発生した際、島嶼部(大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島、父島、母島)を襲うことになる「津波被害」について、都の防災会議はその「最大死者数」を678人(地震が冬の昼に...
記事全文を読む→今回の新被害想定は都心南部直下地震における帰宅困難者の最大数(正午に地震発生)を約450万人と見込んでいる。しかし、都の元総務局総合防災部幹部は、「その最大帰宅困難者数は、都内や都外からの昼間滞留者数をベースに弾き出されたものですが、実はこ...
記事全文を読む→東京都の新被害想定によれば、都心南部直下地震で停電などが発生した場合の「閉じ込め」につながり得るエレベーターの予測停止台数は2万2426台(区部2万0414台、多摩2012台)。その上で、都の防災会議は「電力が復旧しても、保守業者による点検...
記事全文を読む→オミクロン変異株による「第7波」がこれまで経験したことのない感染爆発の様相を呈してきている。そんな中、目下の主流株とされる「BA.5」と同じく、「BA.2」から派生したと考えられるオミクロン株亜種の「BA.2.75」、通称「ケンタウロス」と...
記事全文を読む→焼死、圧死、放置死、餓死…。前回は建物の倒壊や火災などで犠牲になった大量の遺体が「野ざらし」にされる悪夢について指摘したが、次に浮上してくるのが、それら夥しい数の遺体を「収容⇒身元確認⇒火葬」するための「遺体処理問題」である。今回の新被害想...
記事全文を読む→85年の日本航空123便墜落事故で「無残な遺体」の捜索や収容に苦闘していた隊員らの昼食に「鶏肉の照り焼き弁当」を配給した日航の「現場責任者」──。前回紹介した群馬県上野村の故・黒澤丈夫村長が時に涙を滲ませ、時に声を震わせながら筆者に語った静...
記事全文を読む→前回指摘した「医療機能マヒ」と同様、発災直後から直面することになる「遺体処理問題」についても、新被害想定での言及はわずか1ページに留まっている。そこで思い出されるのが、85年に起きた日本航空123便墜落事故で、救助活動や遺体収容などの指揮を...
記事全文を読む→都心南部直下地震をはじめとする大地震が発生した場合、「医療機能」もマヒ状態に陥ると考えておかねばならない。だが、都の元防災担当幹部は、「今回の新被害想定における医療機能マヒへの言及は、わずか1ページにすぎません」こう指摘した上で、次のように...
記事全文を読む→大地震で運よく生き残った人々に襲いかかるのは、前回指摘した食料や水の枯渇だけではない。1995年の兵庫県南部地震や2011年の東北地方太平洋沖地震をはじめ、長年、被災地の実態を調査、分析してきた公衆衛生学の専門家は、「人間の生理現象として避...
記事全文を読む→大地震の惨禍は、運よく生き残った人々にも容赦なく襲いかかる。まず問題となるのが物資の不足、中でも「食料」と「水」の枯渇だ。都市防災の専門家も、次のように警鐘を鳴らしている。「都区部に最大の被害をもたらすとされている都心南部直下地震の場合、震...
記事全文を読む→今回の新被害想定では、最大の被害が見込まれている都心南部直下地震でさえ、高速道路や一般道、新幹線やJR在来線や私鉄などの交通インフラの「大被害」は「0%」とされている。しかも新被害想定は、大被害を次のように定義しているのである。「落橋や橋の...
記事全文を読む→今回の新被害想定には、倒壊した住宅やビルなどに取り残されることになる「自力脱出困難者」について、次のように書かれている。「自立脱出困難者数が最大となるのは都心南部直下地震(冬・早朝)で、35049人(区部32733人、多摩2315人)と想定...
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