スポーツ
Posted on 2017年03月20日 17:59

創部1年で選抜出場を果たしたあの高校が甲子園に帰って来る

2017年03月20日 17:59

 創部1年という史上最速記録で選抜出場を果たした高校がある。大会3日目の第1試合に登場する創志学園(岡山)だ。10年に学校が創立されると同時に野球部が創部され、翌11年の第83回大会に出場したのだ。この時は当然のように全員1年生部員ながら、前年の秋季中国大会で堂々の準優勝。史上最速で甲子園大会に出場したチームとして注目を浴びた。それに加えて開会式での選手宣誓という大役も、当時の野山慎介主将が任されることになり、こちらも甲子園史上最速記録として話題となった。ところが試合では北海道の古豪・北海の前に1対2で惜敗し、初戦で敗退した。

 その5年後の16年、リベンジを期して2回目の出場を果たしている。この時は同年のドラフト会議で読売に5位指名される、エース・高田萌生が主軸。高田は最速154キロを誇り、“松坂大輔2世”と呼ばれるほど大会前から注目の右腕だった。

 だが、初戦こそ5対1で東海大甲府(山梨)に快勝したものの、2回戦でこの大会の準優勝校となる古豪の高松商(香川)の前に1対5で完敗。同年は夏の選手権にも初出場を果たし、またも高田がクローズアップされたものの、その肝心の高田が乱調。4対0とリードしていた4回裏に4点、5回裏にも4点を取られ、結局、8対11で初戦敗退となってしまった。要は過去3回、大会前に注目されたものの、いずれも結果を残せなかったチームなのである。

 そして3季連続出場を果たした今大会。初戦で戦うのは絶対的エースの本格右腕・三浦銀二を擁する福岡大大濠。昨年秋の九州大会の覇者で優勝候補の一角に数えられる強豪だ。果たして創志学園は、今回こそ好成績を収められるのか。過去3回と違って、今回はそれほど注目度が高くないのが救いではあるが‥‥。

(高校野球評論家・上杉純也)

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