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記事全文を読む→山健組・中田浩司組長「殺人未遂事件」裁判開始…裁判員を悩ませる「追跡映像」と「推認問題」
「全て間違っています。私は犯人ではありません」
およそ5年ぶりに公の場に姿を見せた五代目山健組・中田浩司組長はマスク越しにも血色が良く、以前の容貌と大きな変化はなかった。そして大方の予想どおり、冒頭のように、問われた罪を全面否認してみせた。
10月8日、神戸地裁で六代目山口組幹部の中田組長が殺人未遂と銃刀法違反に問われた裁判が、ついに初公判を迎えた。
この法廷で審理されている事件は、2019年8月に起きた「弘道会系組員銃撃事件」だ。当時、神戸山口組に所属していた山健組は、六代目山口組側との分裂抗争の矢面に立っていた。
そんな中、兵庫県神戸市内にある六代目山口組系三代目弘道会の関連施設前にスクーターに乗った男が現れ、同会系組員に向けて計6発を発砲。うち5発を体に受けた組員は命こそ助かったが、右腕を失う重傷を負った。2019年4月には山健組若頭が弘道会傘下組員により刺傷される事件が発生しており、当初から山健組側の報復が疑われていた。
2019年12月、兵庫県警は中田組長を銃撃の実行犯として逮捕した。「まさか山健組トップみずからがヒットマンに?」と報じられたことで、ご記憶の方は多いだろう。
いくら裁判員裁判で公判前整理手続きがあるとはいえ、初公判までこれほどの年月を要するのは異例だ。もちろん中田組長が全面否認しており、より慎重な捜査を要したのであろう。
だが、初公判が遅れた理由はそれだけではなさそうだ。冒頭の中田組長の全面否認に続いて弁護側は、
「検察側が出した証拠は、立証に足る能力を有してはいない」
と無罪を主張したように、検察側の決め手に欠ける事件でもあるのだ。
初公判で行われた証拠調べでは、検察側が提出した各所の防犯カメラ映像が、時系列にリレー形式で流された。裁判を傍聴した記者が言う。
「事件当日の午前中、銃撃犯と同じ服装をした男が、現場に近い商業施設の神戸オリエントシティに現れ、自動販売機で買い物をするところから映像は始まりました。そして黒いスクーターに乗り、現場付近を周回する姿が映し出されると、午後6時15分頃に、車に乗る組員に向けて発砲する姿が。その後に神戸芸術センターへと逃走して白いスクーターに乗り換え、さらに病院駐車場に停車し、そこから徒歩で中田組長宅へと消えていく場面まで、銃撃犯を一日中、追いかけた内容でした。この裁判の争点は『中田組長が犯人であるかどうか』の1点のみ。なのにこの日は、映像に残された実行犯が中田組長かどうかの証拠は出てこなかった。犯行時と午前中の映像を鮮明化させたという画像も映し出されましたが、傍聴席から見る限りでは『う~ん』と悩ましいものでした」
今後の公判でスクーターと中田組長の関係性、さらには防犯カメラ映像を鑑定した専門家の証言が示される予定だという。が、直接証拠はなく、いわば検察は裁判官の「推認」頼みの立証となっている。
これは裁判員にとっては重圧に違いない。司法担当記者が解説する。
「直接証拠なき『推認』といえば、五代目工藤會・野村悟総裁への死刑判決(二審で無期懲役)が思い起こされます。この時は裁判員に危害が及ぶ可能性があるとして、福岡地裁は裁判員裁判から除外して、職業裁判官による裁判を選択しました。また、山口組の分裂抗争でも、多くの事件が裁判員裁判から除外されています。ところが山健組は2021年に六代目山口組へと移籍して抗争拡大の可能性はなくなったとはいえ、中田組長のケースは裁判員裁判となりました。初公判でも裁判官が『この映像は被告人が犯人であることを示す証拠ではないので、冷静に見てください』と裁判員を諭す場面があった。暴力団の組長に死刑や無期懲役もありうる判決を下すのに、一般庶民に『推認しろ』とは荷が重い話です」
中田組長への判決は10月31日に下される予定だ。
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