エンタメ
Posted on 2017年07月07日 17:59

まだ続けるか!連勝ストップ藤井聡太四段の昼食ばかり報じるテレビ局の「罪」

2017年07月07日 17:59

 竜王戦トーナメントの2回戦で敗れ、公式戦の連勝記録が29でストップした藤井聡太四段。それでも稀代の中学生棋士の活躍には引き続き興味の目が注がれており、7月6日には大阪市の関西将棋会館で行われた順位戦C級2組の対局が各メディアで報じられた。

 その対局では各社とも、藤井四段が昼食に830円のカレーうどん定食を選んだと報道。肝心の将棋ではなく、昼飯のメニューが話題となる状況に変化はないようだ。その藤井フィーバーについて、電王戦などを取材してきたIT系のライターが顔をしかめ、こんな指摘をする。

「かつて将棋の取材といえば、全国紙か専門誌の観戦記者に限られていたもの。それがここ数年は将棋ソフトの発展に伴い、我々のようなIT系のライターも増えてきましたが、最初のうちは場違い感が半端なかったものです。それでも丹念に棋譜を分析するなど真摯に将棋に取り組むことで、最近ではやっと将棋ライターの一人として認めてもらえるようになってきました。ところが今回の藤井四段を巡っては将棋を知らない記者が大挙して取材に訪れており、現場はひどい混乱に陥っています」

 中でもひどいのがテレビ局の取材だという。新聞社と違ってテレビ局には将棋の観戦記者がほとんどいないこともあり、藤井フィーバーもあくまで事件報道の一環として捉えているようだ。

「彼らのほとんどは対局を見ても状況が理解できないため、対局中も別室でスマホを見たり、パソコンで別の作業をしてばかり。本来ならどんな将棋を指しているかに注目すべきなのに、藤井四段が昼食を頼むといったテレビ向けのわかりやすい動きばかりを報じています。以前から将棋を取材している側にしてみれば正直、藤井フィーバーはありがた迷惑ですね」

 どんな鋭い手を指しても、将棋を知らない人にとっては「絵」にならない。そんなテレビ局の認識が、昼食を巡るシーンばかりを報道し続ける理由になっているようだ。

(金田麻有)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク