エンタメ
Posted on 2025年04月11日 17:59

【名人戦】「恐ろしいものを見ました」解説棋士が思わず口走った藤井聡太の「112手目」AI判定100%

2025年04月11日 17:59

 将棋の藤井聡太名人が、不利とされる後手番ながら永瀬拓矢九段との第1局を制し、名人戦3連覇に向けて好スタートを切った。

 2日制の初日、永瀬九段は封じ手「9八同香」(83手目)としたが、局面が動き出したのは2日目の午後だった。藤井名人は封じ手あたりの形勢について、

「難しいかなと思ってやっていました」

 確かにこの時点でのAI判定は「互角」。ところがその後、永瀬九段が受けに回ったところで、藤井名人が7七銀(90手目)を打ち込むと、一気に激流と化した。

 藤井名人は終局後、報道陣に対して、

「9七金(112手目)と打って、読み抜けがなければ詰んでいるんじゃないかと考えていました」

 と語ったが、134手の投了までをこの時点でしっかりと読み切っていたというから驚きだ。

 その読みの早さは、AIをはるかにしのいでいる。100手時点のAI評価値は、藤井名人59%、永瀬九段41%だった。ところが藤井名人が112手目に「9七金」を打つと、一気に「100%×0%」に。これには解説の広瀬章人九段が思わず、

「恐ろしいものを見ました。こういうのを見せつけられると、いかんともしがたい、とてつもない武器を兼ね備えているなと、改めて実感した」

 唖然とするばかりだったのである。

 藤井名人は記者から「事前の研究はどこまでしていたか」と問われると、

「一応、8八歩と打って、かなり際どいので、そのあたりまで考えていて」

 封じ手前の78手目「8八歩」まで、最初から研究済みだったというのだから、もはや完全にAIを超えていると言っても過言ではなかろう。

 対局が明けた4月11日、「見る将」界隈は、藤井名人の神がかり的な指し手の話でもちきりだ。挑戦者の永瀬九段は対局前に「常人じゃ藤井さんに勝てない」と語っているが、第2局はどんな作戦で挑むのか。4月29日と30日、東京都大田区の「羽田空港第1ターミナル」で激突だ。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年03月01日 08:30

    3月16日の確定申告期限が刻一刻と迫る中、国税当局が不穏な動きを見せている。ターゲットは、SNSやマッチングアプリを主戦場に男性らから多額の「手当」を吸い上げるパパ活女子、そして華やかな生活を売りにするインフルエンサーたちだ。かつては「男女...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    エンタメ
    2026年03月03日 07:00

    小学館の漫画アプリ「マンガワン」をめぐる問題が、波紋を広げている。発端は、過去に児童買春・ポルノ禁止法違反で罰金刑を受けていた漫画家が、別名義で新連載を開始していたことだ。編集部は起用判断の不備を認め、当該作品の配信停止と単行本の出荷停止を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月05日 15:30

    ロケット打ち上げが、また失敗した。宇宙事業会社スペースワン(東京都港区)が3月5日午前に、和歌山県串本町のロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられた小型ロケット「カイロス」3号機は上空で飛行中断。打ち上げから4分後の措置だった。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/24発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク