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ビートたけしが離脱・独立を宣言し、世間の注目を浴びているオフィス北野。その「リーサルウェポン」と目されているのが、漫才師の米粒写経・サンキュータツオだ。
テレビ出演する際は、決まってインテリ枠。実は史上初の学者芸人。早稲田大学院博士課程を修了して(早稲田に14年も通った!)、現在は一橋大学、早稲田大学、成城大学などの非常勤講師も務める。日本語学の研究者でもあるのだ。さらに今年、もうひとつの“芸人史上初”を達成した。
「『広辞苑』の執筆者に加わったんです。1955年に初版が刊行された『広辞苑』は1月12日、第七版としておよそ10年ぶりに改訂されました。新たに約1万項目が追加され、25万語ほどが収録されていますが、この作業に、サンキューさんが参加しているんです。あとがきに載っている200人ほどの専門作家の中に、サンキューさんは芸人ではなく、“サブカルチャー”の肩書きで記されています」(出版コーディネーター)
サンキューは、およそ230冊もの国語辞典を所有するコレクターでもある。さらに、大のマンガ・アニメ好き。この3要素が版元・岩波書店の編集者の目に留まり、およそ3年前から実は、編集局員として稼働していた。
「追加される言葉の選別・プレゼンから参画。サンキューさんは『動画サイト』や『ボカロ』といった新語・人名を提案して、採用されたそうです。ツンデレやCV(キャラクラーボイス=声優)、マリオなどは不採用だったといいますが」(前出・出版コーディネーター)
08年、オフィス北野の無名芸人3人でひっそり始めた自主制作のポッドキャストラジオ『東京ポッド許可局』は現在、TBSラジオでオンエア。パーソナリティーのマキタスポーツは、芸人、ミュージシャン、俳優として、ドラマや映画に引っ張りだこ。プチ鹿島は時事芸人としての地位を確立し、出版した新書はベストセラーになった。そして、「広辞苑」芸人まで生んだサンキュータツオと、今年誕生10周年の「東京ポッド許可局」は、オフィス北野所属芸人の「人材の宝庫」ぶりを雄弁に物語っているようだ。
(北村ともこ)
アサ芸チョイス
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