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その状況に、息子の茂さんもさすがにムッとして、
「母さんは父さんと別れたがっているよ。今回ばかりは決心が固いので、僕が母さんを翻意させるのは難しい。父さんは今まで月に年金を7万円、渡していたよね。離婚すれば4万だけ渡してくれればいいから、これからは3万円が浮くんだよ。けっこう、いい話なんじゃないかな」
思考回路が非常に単純明快な功さんは、複数の選択肢を用意されたら金銭的に得なほうを選ぶ。それで離婚に成功したというのだ。
さらに美津子さんは、功さんの退職金800万円、住宅ローンを組んだ際につけた生命保険特約により、脳血管障害に対して下りた1200万円の保険金も持っていった。
だが解せないのは「お墓」の問題。美津子さんは夫に内緒でお墓を購入していたが、それを知った功さんは、
「おぉ、それなら俺も入れてくれよ」
いけしゃあしゃあと言い放ったのだ。
実は、離婚した元夫婦同士が同じ墓に入るケースは決して珍しくはない。しかも、あれだけ嫌がっていた美津子さんも、それを了承したのだ。
「夫と妻が同じ墓に入ることは、死後の世界でも引き続き一緒に過ごすことを意味するはずです。せっかく功さんから解放されても、美津子さんが亡くなったとたん、離婚前に戻ってしまうのでは、何のために離婚するのかわかりません。しかし今現在、生きている私たちにとって、死後の世界のことは死んでみなければわからない。それなら死後より生前の世界を充実させたいと思ったのかもしれませんね」(露木氏)
さらにこんなケースも。
「アイツがハンコを押したんだから!」
夫をアイツ呼ばわりしていきまくのは、柴田裕子さん(61)=仮名=。裕子さんは今年4月15日に役所へ離婚届を提出し、40年近く連れ添った夫と別れた。
裕子さん夫婦には複雑な事情があった。2年前、夫が倒れたが、脳の器質性障害で左片麻痺の症状が残った。障害1級の認定を受け、労災年金と障害年金を受給しながら苦しい生活を強いられてきた。
裕子さんは2年間、夫の身の回りの世話、家事全般、そして介護を担ってきた。結果、体力的にも精神的にも、そして金銭的にも、ガマンの限界に達してしまった。そこで障害が残る夫に、少々強引ではあったが、離婚届の住所、氏名の欄に記入させた。夫が「離婚の意味」をきちんと理解しているかどうか、定かではない。
裕子さんは近くに住んでいる夫の弟夫婦に「あとは任せたから」と一方的にメールを送り、まるで逃げるように家を出てきた。
「いまさらアイツに何を言われてもかまいません」
だが決して感情的に突っ走ったわけではなく、悩みに悩み、迷いに迷った末の結論だったのだ。
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