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記事全文を読む→西野亮廣、美術館建設で3億円の寄付を募るもそもそも3億では足りなかった!?
この男、やはりただものではない。いまやお笑い芸人よりも「絵本作家」という肩書きのほうがしっくりくるようになったキングコングの西野亮廣が、3億円もの借金を背負ったことを明かした。これは6月4日に行われた仮想ライブ空間「SHOWROOM」の新番組発表会で、西野自身の口から明かされたもの。新番組「猫舌SHOWROOM」に参加する西野は、同番組で「借金3億円を返済するという企画」を行うと宣言。出身地の兵庫県川西市に「えんとつ町のプペル美術館」を建設するために、すでに3億円の借金を背負ったという。そして同日夜には自身のブログにて、建設費を募る募金をスタート。「300万人が100円ずつ募金すればいいのだ」と気勢をあげたのである。
「西野のプランに対しては『これぞシェアリングエコノミーだ』『西野じゃないとできない壮大なプラン』といった賞賛が寄せられる一方で、『自分の美術館なのに他人から募金集めるのおかしくね?』『詐欺師そのものの怪しい話術』との批判も数多く寄せられています。ともあれ世間にあえて波風を立て、強引にプランを進めていくのは西野流のやり方。募金の成否はともかく『ローラーの滑り台で滑走する超体験型の美術館』とやらは観てみたいとの声も多いようです」(芸能ライター)
その西野には昨年、クラウドファンディングにて講演会のオファーを受け付け、2288人から約4600万円を集めた実績もある。それゆえ3億円も絵空事ではないと思わせるパワーを秘めているが、実は今回の寄付、3億円ではとても足りないというのだ。週刊誌記者が指摘する。
「仮に3億円が集まったとしても、西野がその全額を美術館建設に使えるわけではありません。というのは寄付は会計上『贈与』として扱われるため、受取側が個人であれば贈与税が、企業であれば法人税等が発生するからです。美術館建設が西野個人のプロジェクトだった場合、3000万円超の寄付には55%の贈与税がかかるので、3億円を集めたら1億6500万円が贈与税に消える計算。法人であれば税額は減りますが、それでも法人税と地方税の合計で1億円を超えるはずです。だから今回のプロジェクトは税制面から言えば、始まった時点ですでに失敗しているのも同然なのです」
実際、西野は、6月7日になって自身のブログを更新して、美術館建設で抱えた借金の返済のために寄付を募ったことを謝罪。振り込みの中止を明かした。それは、本人が綴っているように、「3億もの借金が可能とは思えない法人において、すでに借金の契約を結んだとも取れるような表現をして、寄付を募ったことは、誤解を大きく招いてしまい、また寄付をしてくれようとする方も不安に思わせてしまうやり方であったと深く反省しております」という、詐欺ととられかねない手法をとったことが理由だった。返金希望者に向けても迅速に対応することを示すなど、さすがに才人・西野とはいえ、今回は、いささか常識に照らしていろいろと無理をしすぎたようだ。
(金田麻有)
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