社会
Posted on 2018年07月24日 05:58

その猛暑対策が重大病を引き起こす?今年の夏を乗り切るには

2018年07月24日 05:58

 外回りのサラリーマンやガテン系の労働者にとっては、文字通り地獄のような暑さが続いている。今年に入って、1万人以上が熱中症で救急搬送され、すでに20名以上が命を落としている。気象庁も毎日のように「高温注意情報」を発表し、水分や塩分の補給といった熱中症対策を呼びかけている。だが、むやみに水を飲めばいいというわけではなく、「何を飲むか」が肝要だ。間違った猛暑対策は、熱中症だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞などの重大病を引き起こしかねないからだ。

 池袋大谷クリニックの大谷義夫院長が解説する。

「水分補給のつもりで飲んでいる飲料の種類によっては、利尿作用のせいで排出量が摂取量を上回り、逆に体内の水分不足を招く可能性があります。カフェインを含む緑茶やコーヒーがそれにあたります」

 暑さに耐えかねて自動販売機に駆け寄り、渇きを癒すべくペットボトル入りの緑茶を購入するムキも多かろう。緑茶には夏バテ予防に効くビタミンCや殺菌効果のあるカテキンが含まれ、夏に適した飲み物と言えるのだが、こと「水分補給」という点では逆効果になりかねないというのだ。

「同様に、アルコールも全般的に利尿作用があります。この季節、仕事終わりの楽しみに、とビールをがぶがぶ飲んでしまいがちですが、水分補給どころか脱水症状にもなりかねません」(前出・大谷院長)

 本当に気をつけたいのはここから。猛暑の中でも食べやすい、サッパリとしたそうめんや水シャワー、さらには間違った汗のふき方まで‥‥。7月24日発売の「週刊アサヒ芸能」8月2日号では、「やってはいけない猛暑対策」を緊急検証。今年の夏を乗り切るうえで欠かせない知識が満載の特集記事になっている。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク