スポーツ
Posted on 2018年08月13日 09:56

天才テリー伊藤対談「水野雄仁」(1)蔦監督は今の世に通用しない方です

2018年08月13日 09:56

●ゲスト:水野雄仁(みずの・かつひと) 1965年、徳島県生まれ。池田高校時代、82年と83年の「全国高等学校野球選手権大会」、83年の「選抜高等学校野球大会」と3大会連続で甲子園に出場。82年夏・83年春における史上4校目の「夏・春連続制覇」、83年夏のベスト4進出の中心選手として活躍。その風貌も相まって「阿波の金太郎」と呼ばれた。83年度のドラフト会議で読売ジャイアンツから1位指名を受け入団。背番号は「31」。86年には1軍に定着して8勝をマーク。翌87年には10勝をあげ、王監督初のリーグ優勝に貢献。しかし、2年目に肩を痛め、9年目に右肘の遊離軟骨で苦しむなど常にケガとの戦いで、96年限りで一度引退。メジャーリーグを目指し復帰するが、98年、正式に引退。その後は野球解説者として活躍中。

 巨人軍のピッチャーとして活躍、その後はコーチ、野球解説者としてその腕を振るう水野雄仁氏。その野球人生の出発点は、池田高校野球部の「やまびこ打線」で大きな注目を浴びたこと。天才テリーとともに、この夏100回を迎える高校野球に賭けた熱い時代を語り尽くした!

テリー 今、第100回の全国高校野球選手権大会の真っ最中ですけど、この時期は水野さんも池田高校時代を思い出すんじゃないですか?

水野 そうですね。高校生たちの必死な姿を見ると、「自分たちもあそこで戦ったなぁ」と懐かしく思うことはありますね。

テリー ねえ、池田高校といえば、「やまびこ打線」で一世を風靡して、82年夏、83年春を連覇した強豪校でしたから。

水野 先に74年春の大会で僕らの先輩が11人で出場して準優勝しているんですよ。それが「さわやかイレブン」と呼ばれて、最初に池田高校を有名にしたんです。

テリー あ、そうなんだ。その時も監督は蔦(文也)さん?

水野 そうです、僕が入学する9年ぐらい前の話ですね。僕より1つ上の畠山準さんと僕とが在籍していた時に2年連続で優勝。その時に「やまびこ打線」と呼ばれるようになって。

テリー やっぱり蔦監督は名将だなァ。それが池田高校を選んだ理由だったんですか?

水野 いや、それが違うんですよ。僕は小学生の時から野球を始めたんですけれど、畠山先輩に中学まで1回も勝ったことなかったものですから、「高校でこの人の敵になったらダメだ」と同じ学校を目指した先が池田高校だったんです。

テリー 僕、池田に行ったことありますけど、あそこって何にもないところですよね。

水野 そうです。盆地ですし、山と山の間に家があるっていうぐらいの田舎ですからね。ずーっと吉野川の上流へと遡っていって、だんだん山が迫ってくるのを見て、さみしい気持ちになりましてね。15歳で初めて親元を離れての寮生活でしたから、不安が強かったです。

テリー 名門野球部の練習は厳しかったですか?

水野 ウエイトトレーニングとバッティング練習がメインでしたから、いわゆる「練習中は水も飲めなくて‥‥」みたいな厳しさまではなかったと思います。もちろん、蔦監督は大正時代生まれですから、厳しい方ではありましたけど。

テリー どんな人だったんですか?

水野 今の世の中では通用しない方ですね(苦笑)。

テリー ハハハ、コンプライアンスゼロ、みたいな。

水野 まず普通に話なんかできないんですよ。「はい」か「いいえ」しか言っちゃいけなくて。口答えなんかしたら、すぐ鉄拳が飛んできますし。

テリー でも、あの頃の運動部なんて、そんなものでしたもんね。

水野 でも池田高校は部員が少なかったせいか、先輩と後輩の上下関係はなかったんですよ。だから理不尽なしごきとかもなくて、監督もこちらがちゃんとしていれば怒らない方でした。なので、僕なんかは楽しく過ごせたんですけどね。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク