芸能

天才テリー伊藤対談「牧原俊幸」(1)たまたま縁があり寄席の舞台に…

●ゲスト:牧原俊幸(まきはら・としゆき) 1958年、北海道生まれ。早稲田大学時代は「アナウンス研究会」と「寄席演芸研究会」に所属。83年、フジテレビ入社。若手時代はニュースや天気予報を担当していたが、徐々にバラエティー番組が増え、「カルトQ」「カノッサの屈辱」「とんねるずのハンマープライス」「とんねるずのみなさんのおかげです/おかげでした」「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」「SMAP×SMAP」「クイズ!ヘキサゴンII」など、数々の人気番組でナレーター、クイズ出題、番組進行などを務める。今年7月に60歳を迎え、同月31日をもってフジテレビを定年退職。現在はフリーアナウンサー。フリー転向後すぐに「マッキー牧原」の芸名で寄席に登場し、話題となった。

「カノッサの屈辱」「カルトQ」「クイズ!ヘキサゴンII」など、数多くのフジテレビのバラエティー番組で、天の声・ナレーターなどを務めた牧原俊幸。定年退職を迎えて、8月からはフリーアナウンサーとしての活動を始めたが、天才テリーには仕事以上に気になることがある!?

テリー 聞きましたよ、フジテレビを定年退職してから、マジシャンになったんですって?

牧原 何をおっしゃってるんですか、肩書はいちおうフリーアナウンサーですよ。

テリー あれ? この前、「マッキー牧原」の名前で浅草演芸ホールに出ていたらしいじゃない。

牧原 あれには事情がありまして‥‥。定年退職が7月31日だったんですが、7月中に寄席のホームページに私の名前を出さなくてはいけなくて。さすがにまだフジテレビの社員ですし、本名はまずいのかな、ということで「マッキー牧原」という名前で出してもらうことにしたんです。

テリー いや、そもそもアナウンサーが寄席に出るのがよくわからないよ。なんでまた、そういうことになったの?

牧原 落語芸術協会には、寄席のトリの方の権限で好きな人を呼んでいい、という制度があるんです。たまたまその日のトリが、仲よくさせていただいている桂竹丸師匠だった縁から、出演することになっただけなので、もう今後出る機会はないんじゃないですかね。

テリー へぇ、どれくらいの出演だったんですか?

牧原 ネタをやったのは7つか8つ、時間にして15分くらいですよ。

テリー え、ちょっとの顔出しかと思ったら、すごいじゃないですか。

牧原 いやいや、自分の実力はよくわかっていますからね。

テリー なーんだ。俺、今日の牧原さんはマジシャンモードで来ると思い込んでいたから、てっきり蝶ネクタイ姿で、手のひらをパッと開くと名刺が出てくるみたいな感じを期待しちゃってたんだよね。

牧原 アハハハハ、何かネタを用意してくればよかったですね。

テリー でもさ、牧原さんは昔からマジックやってるの、有名だったから。俺も出ていた「土曜一番!花やしき」という番組でもやってなかったっけ?

牧原 いやー、20年くらい前の番組なので、さすがに細かくは覚えていませんけど、確か「レッドスネイク、カモン!」で有名な東京コミックショーのヘビの中に内緒で入らせてもらったのは覚えています。最後に顔を出してみんなを驚かせる、みたいな演出で。

テリー 芸名にもしたニックネームの「マッキー」だけど、いつからそう呼ばれるようになったの。

牧原 大学時代の友達が呼び始めたのが最初なんですよ。当時、アナウンス研究会と寄席演芸研究会、2つのサークルに所属していたんですけど、アナウンス研究会の先輩に向坂樹興さんや山中秀樹さんなど、フジテレビに入った方がけっこういらしたので…。

テリー ああ、それがフジテレビのアナウンス部にも自然と広がっていっちゃったんだ。

牧原 はい、当時部長だった露木茂さんにも、そう呼ばれていましたし(笑)。

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