芸能

松本人志、活動再開のインパルス堤下を“厳しく突き放した”深意とは?

写真/パシャ

 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が10月28日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、自動車事故による謹慎から復帰を果たした芸人・インパルスの堤下敦について言及している。

 およそ1年間の休止を経て、24日にお笑いタレントのキングコング梶原雄太が運営するYouTubeチャンネル「カジサック」で芸能活動を再開させると、動画内では猛省する様子や謹慎中の悩める日々などを振り返り、“ゼロからやり直したい”との意気込みも語っていた堤下。今後は徐々に地上波放送のバラエティ番組にも復帰していくものとみられるが、松本は今回の堤下の活動再開に関して「(堤下のことは)嫌いですけど、頑張ってはほしい」とコメントし、応援する気持ちはあるのかと問われると、「もちろん、もちろん。でもそれを上回るぐらいに嫌いなんです」とたたみかけ、スタジオを盛り上げた。

「堤下といえば、過去にお笑いタレントの森三中・大島美幸から舞台裏での芸人への悪態を暴露されるなど、一時は“性格の悪い”芸人として話題を集めていました。ただし、松本の今回の『嫌い』発言は身内や同業者の不祥事に甘いとされる芸能界では必要な叱咤だったかもしれません。『個人的に好きだから応援する』や、『同じ芸人だから復帰してほしい』という意見ではなかなか視聴者からの共感を集めることは困難ですが、『嫌い』と突き放すように話しておきながら、頑張るなら応援したいと後押しすることで、吉本興業の中での馴れ合いの雰囲気を打ち消そうとしたのかもしれません」(テレビ誌ライター)

 そもそも堤下は不祥事を起こす前から“嫌われ芸”を一種のパターンとして駆使しており、そこから十八番のしゃべくりツッコミで応戦するというのが得意の流れだ。

 つまり、実は、松本はすでに堤下が最も必要とする笑いのパターンに向けての最高のパスを提供しており、彼が“腫れ物”のような扱いを受けることのないよう、代表してイジりを披露したとも解釈できる。

 大御所からのやさしさに満ちたトスは上げられ、これを生かすも殺すも、あとは堤下次第だろう。

(木村慎吾)

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