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記事全文を読む→馬主が査定した有力騎手(3)マイネルのランク争いは熾烈
昨年のリーディングで4位だった内田博幸(42)も巻き返しは必至だ。
「11年5月の大井競馬場で落馬し、12年1月、8カ月ぶりに復帰してからは、3冠馬ゴールドシップとのコンビでターフを沸かせてくれました。今年はトップに返り咲くんじゃないですかね。ウチパクさんは、たとえレース中に片方のアブミが外れても、両膝を巧みに締めて、諦めずに追ってくれる一流ジョッキー。有力馬がひしめく栗東の調教師からも絶大な信用を得ています」(前出・トラックマン)
頸椎歯突起骨折という大ケガで昨年はスタートが遅れたとあって、「格付け」ではノーザンF系Bランクに位置しているが、体に何ら問題がなければその腕前はAランクというわけだ。
さらに内田博には際立つデータがある。池江厩舎との相性が抜群。なんと〈3201〉で6戦5連対(単勝回収率143%、複勝回収率125%)。関東で池江厩舎の馬にウチパクが騎乗する時は迷わず買いだ。
また、社台F系のBランクながら、北村宏司(32)と三浦皇成からも目が離せない。
「北村宏は化ける可能性が高い。休日の月曜日だけでなく、ふだんの調教が終わると、短期放牧先のミホ分場などに馬の様子を見に行ったりしているんだよね。社台だけでなく、ダイワの冠で知られる馬主さんからも信頼を得ている。ダイワメジャーやダイワスカーレットのコンビでGⅠを制したアンカツさん(安藤勝己=52=)の騎乗数が激減している今、主戦的な存在だからね」(前出・元調教師)
武豊2世とまで騒がれた三浦も、同期で昨年のリーディングに輝いた浜中俊(24)の大ブレイクを目の当たりにして巻き返しに躍起だ。
「昨年3月から心機一転、フリーから鹿戸雄一厩舎の所属となった。鹿戸師といえば騎手時代に日本騎手クラブの副会長を務め、藤沢和厩舎で技術調教師として学ぶなど、温厚で人脈の広い人。その鹿戸師の下、皇成の騎乗センスが花開きつつある。休日に北海道の社台Fに勉強に行ったりしていて、その成果の表れが昨年の北海道リーディングでした」(前出・トラックマン)
非社台、特にマイネル軍団(ラフィアン、ビッグレッドファーム)のAランクに君臨する柴田大知(35)は、今年も主戦ジョッキーとして活躍しそうだ。
「昨年、マイネル軍団の馬に395回、2番目の丹内祐次(27)よりも100回以上も多く騎乗してます。やはり弥生賞をコスモオオゾラで制した実績が大きかった。障害レースの落馬事故後には、マイネルの関係者から『もう障害に乗るな』と声をかけられたほど、評価されています」(前出・スポーツ紙記者)
そのマイネル軍団のランク争いも熾烈を極める。
「社台から武豊が干されたように、マイネルから丸田恭介(26)がクビ宣告を受けたり、後藤浩輝(38)の落馬後遺症が癒えなかったりと、丹内や大野拓弥(26)、津村明秀(26)らで競り合ってます。皆、美浦トレセンから車で1時間ほどの育成牧場『ビッグレッドファーム鉾田』に顔を出し、騎乗馬の確保に余念がありません。かつて主戦ジョッキーだった松岡正海(28)にとっては、勝負の年でしょう」
昨年リーディング14位、浜中クラスの騎乗数800回以上と、調教師からも高く評価されている川須栄彦(21)に注目するのは、前出・伊吹氏だ。「昨年、重賞で4回連対していますが、全て4コーナーを先頭で回っています。4月のアンタレスSでは11番人気のアイファーソングで逃げて2着。暮れの愛知杯でも7番人気のエーシンメンフィスで逃げて優勝。みごとにレースを支配していました。今年はもっと活躍するのでは」
3月には大井の戸崎圭太(32)がJRAに移籍することが確実視されており「格付け」も変動する可能性がある。格の違い、厩舎との相性を見極めて、馬券戦略に生かしてもらいたい。
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