芸能

羽賀研二「稀代のワル」の履歴書(3)闇に葬られた芸能事務所も絡む“商売”

 未公開株詐欺事件で懲役6年の実刑判決が下され沖縄刑務所に服役中の去る1月18日、資産隠しの疑いで獄中逮捕された羽賀研二。21日~26日のワイドショーでは、もっとも長時間とりあげられた芸能ニュースだったというから、相変わらずの「ワイドショーの申し子ぶり」である。

 今回の羽賀の獄中逮捕を受け、かつて熱愛関係にあった梅宮アンナは、「『(羽賀を)捕まえろ』と思ったこといっぱいありましたよ。法律で罰せられないギリギリのラインのことがいっぱいあった」と、出演番組で語った。

 その一例が、大資産家でテレビ局や航空会社の筆頭株主であった元代議士A氏への女性の斡旋疑惑だろう。

「当時、この疑惑を報じた週刊誌は羽賀に名誉毀損で訴えられ、出版社には賠償命令が下っていますが、疑惑の内容には具体的かつ衝撃的な部分はありましたね。羽賀はA氏を紹介した女性に『今日は○○(航空会社の名前)のオーナーの接待みたいになるけど、次呼ぶ時はもっと若くてお金持ちの人を紹介するからね。だから今日は付き合って』と説明しており、女性は金銭を手にしていたといいますからね」(ワイドショー関係者)

 それでもなぜ、羽賀は、罪に問われることがなかったのか。

「大資産家のA氏は、与野党問わずの多くの政治家や、反社会的組織の大物に至るまでに大金をバラ撒き、裏社会に大きな影響力を持っていました。A氏にもしものことがあって、それまでの不正なカネの流れや裏の人脈などが世間に知られるようなことがあれば、政界がひっくり返るような事態にもなりかねなかったと言われているんです」(芸能記者)

 つまり、その程度のことをもみ消すのは、A氏の力を持ってすればそう難しいことではなかったということなのか…。

「ちなみに羽賀が女性を調達していたのは、現在も芸能界、スポーツ界の様々な事件の裏で暗躍しているといわれる芸能関係者が実質オーナーを務めるエキストラ事務所を通じてのことでした」(前出・芸能記者)

 この男の「闇」はどこまでも深い。

(露口正義)

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