芸能

ドラマ「あなたの番です」に視聴者が「ボリューム下げたい」と憤慨している!?

 マンション住民を巻き込んでの“殺人ゲーム”をテーマにしたサスペンスドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)が4月14日にスタート。第1話からいきなり管理人役の竹中直人が、原田知世と田中圭が住む部屋のベランダから落下して落命するシーンが描かれ、視聴者を戦慄させている。

 ほかにも原田がマンション内のゴミ捨て場に燃えるゴミを出そうとすると、クマのぬいぐるみが無残な姿で捨てられているなど、視聴者をギクッとさせる演出が連発。ネットには〈ドキドキした〉〈3回も叫んだ!〉といったコメントが続出している。その一方で、過剰なサスペンス表現に辟易する視聴者も少なくないというのだ。テレビ誌のライターが指摘する。

「このドラマで何が気になるって、劇伴(作中の演出に使われる楽曲)がやかましすぎるのです。たとえばマンション住人の集まる住人会でなぜか、殺したい人の名前を紙に書いて交換するゲームが始まるのですが、その場面でやたらと“ザ・サスペンス”と言わんばかりにストリングス系の曲が鳴り響き、逆に興を削いでしまう有様。そして原田が街で住民会会長(木村多江)と会い、会話しながら川べりを歩くシーンでもなぜか劇伴が流れ続けるなど、《ここにBGM要る!?》という場面が多すぎます。原田と田中の会話シーンにもすぐ劇伴がかぶさってきますし、もはや音楽の流れていないシーンのほうが少なく、視聴者の中には《BGMのボリューム下げたい!》という人が続出していることでしょう」

 サスペンスドラマでは恐怖感を煽るための効果音が付き物だが、あまりに劇伴を使いすぎると、観ているほうも疲れてしまうもの。この演出に、前出のテレビ誌ライターは辛口の評価を下す。

「劇伴の多用もそうですし、マンション住民会で住民たちが交わす言葉からは『マンションにはいろんな人が住んでいるから大変なんですよ』という絵を描きたい演出側の意図が見え見えです。そのわりには、いとも簡単に交換殺人ゲームが始まりますし、あらゆる展開が目的ありきのご都合主義。視聴者からは脚本に対する批判が続出していますが、むしろ演出の拙さが目立つ作品となっており、まるで映画好きの学生が作った習作のようです」

 そんな学生映画さながらの作品を2クール(半年間)にわたって見せられ続けるのか。早めの軌道修正を願う視聴者も少なくなさそうだ。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    「王座戦」初防衛に王手をかけた「鬼神・藤井聡太」の勝利の方程式は「パイナップル・キノコ抜き・室温20度」

    いくら漫画でも、こんな展開は描けない。将棋の第72期王座戦5番勝負第2局が9月18日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、午前9時の対局開始からわずか30分で76手まで進む「AI超速将棋」を藤井聡太七冠が制して2連勝。王座戦初…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
派兵10万人超に!万単位の前線戦死者続出で「金正恩斬首クーデター」が勃発/北朝鮮「ウクライナ大派兵」の断末魔【後編】
2
あぁ牧秀悟が…下剋上「日本シリーズ進出」DeNAに巨人ファンの恨み節が止まらない「2020年のドラフト会議」
3
強制収容所より恐ろしい「北朝鮮将校6名爆死」で前線から兵士が逃げ出した/北朝鮮「ウクライナ大派兵」の断末魔【前編】
4
49戦して21敗「戦国最弱大名」は生涯落城経験9回の「弱い方のオダ」
5
オリックス監督を退任した中嶋聡が「日本ハムの次の監督候補」に加わった「過去の恩義」