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記事全文を読む→巨人・阿部慎之助「松井監督」消滅で「2022年監督禅譲」プラン
5年ぶりのリーグ優勝を決めた直後の衝撃引退発表だった。そのバットとリードでチームを牽引してきた男の行く末に、球界中から注目が集まっている。
9月25日の会見では涙ではなく笑顔を見せて引退を報告した巨人・阿部慎之助(40)だが、その後の進路については、
「これから大事な試合が控えているので、今、そこは考えないようにして」
と明言を避けた。しかし、巨人に近い球界関係者はこう断言する。
「原辰徳監督(61)は今年が3年契約の1年目。契約をまっとうしたあとに退き、22年シーズンに『阿部監督』が誕生するでしょう」
これまで、メディアで「ポスト原辰徳」の候補に挙がる人物は複数いた。しかし、引退と前後して球団内での阿部の評価が爆上がりしているというのだ。
「それまでも当然、有力候補の一人ではありましたが、ここへきて『阿部ルート』以外は消滅したと言ってもいい。過去にグラビアアイドルとの不倫騒動を起こしたりして、阿部のシモの緩さが『伝統ある巨人軍の監督にふさわしくない』と懸念する声もなくはない。しかし、それ以上に、ジャイアンツ一筋で惜しまれつつ辞める選手は本当にまれなんです。巨人の監督は生え抜きの4番かエース経験者、というのが不文律ですが、その線でも阿部以外の適任者はいない。高橋由伸前監督(44)は失格の烙印を押され、その高橋政権下で投手総合コーチを務めていた斎藤雅樹氏(54)にもミソがついた。何より、根強い待望論があった松井秀喜氏(45)の球団内での求心力が急降下しているのです」(球界関係者)
きっかけは、松井氏と高橋前監督が地上波のゴールデンタイムでW解説を務めた8月29日の広島戦だ。
「球団と日本テレビが満を持して臨んだプログラムでした。優勝マジックの点灯直後で、かつての主砲2人が解説するという決して注目度の低くない試合で、視聴率が6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の大爆死だったのです。『バカ高い出演料を払ってこれかよ』というボヤキも聞こえ、番組プロデューサーは局の上役から激怒されたといいます」(日テレ関係者)
ファンのみならず、球団内部でも「松井監督」の推進派はいたが、今や「無理して呼び戻さなくても‥‥」という空気が漂っているという。
「そもそも当の松井にまったくその気がない。ヤンキースでGM特別アドバイザーに就き、今後もMLBで活動したいからです。巨人内部では、松井に近い人間が『松井は戻ってくる』と吹聴することで自身の球団内ポストを固めていました。しかし、阿部に一本化されつつある今、『松井派』の勢いは風前のともし火となっている」(球界関係者)
一方、近年は何かと口うるさい阿部と若手選手の不和がささやかれたこともあったが、監督就任に支障はないものなのか。
「勝っても負けても暗かった高橋政権時では、昭和の野球選手気質のある阿部がウザがられ、孤立気味だったことは確か。ですが再び原監督が就任して以後はチームの雰囲気が一変、若手も阿部の諫言を聞き入れるようになって関係が改善されてきました」(巨人番記者)
監督就任に全方位から追い風が吹いている状況なのだ。引退後、休養の意味も含め解説者などを経るとしても、期間限定が濃厚だという。
「ほぼ間違いなく、原監督の契約期間中に空いているポストのヘッドコーチとして入閣し、帝王学を叩き込まれるはず。阿部が会見で『原監督の意向を聞いて、自分も同じことを思った』というのはそういう意味です。原監督も、それができなかった高橋前監督の時と同じ轍を踏むまいと、阿部の『育成』を巨人への最後の奉公とするのではないでしょうか」(球界関係者)
CS、日本シリーズに勝ち、阿部に「監督禅譲」の花道を用意できるか──。
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