芸能
Posted on 2019年11月11日 05:58

天地真理・畑中葉子…大ヒット歌手の圧巻ベッド場面(5)日活「成人映画」篇

2019年11月11日 05:58

 あのヒット歌手が「日活の成人向け映画」に出演するとは…まるで天地がひっくり返るような大事件だった。そんな歴史をここに、プレイバックする。

 全員がハーフというふれこみで、歌にバラエティーに大活躍したのが「ゴールデン・ハーフ」だ。日独ハーフの高村ルナは、74年にグループが解散すると女優に転身。そして「修道女ルナの告白」(76年)で初主演。メジャーな芸能人が日活の成人映画に主演する第1号となった。ルナは続けて「ルナの告白 私に群がった男たち」(76年)でも主演。芸能界の内幕をテーマにした作品で、ハーフ特有の弾力性に満ちたボディは、銀幕を鮮やかに照らした。引退後はハワイで暮らしていたが、04年3月6日、51歳の若さでガンにより他界した。

 平尾昌晃とのデュエット「カナダからの手紙」(78年)は、畑中葉子(60)にとってデビューから大ヒットの幸運をもたらした。ところが、翌79年には結婚・引退・離婚とジェットコースターのような展開を見せる。「それで芸能界に戻りたいって言ったら、世の中から大バッシングですよ」と、かつて週刊アサヒ芸能にこう心境を明かした畑中によれば、事務所からは脱ぐ仕事ならあると言われ、「それから、日活のほうへ話が進んだんです」という。

 まだ20歳の肉体は、アイドルとしては失格でも、脱いだ姿で演技をする女優としては可能性があった。そして80年9月に公開された「愛の白昼夢」は、日活の成人映画史に残るメガヒットを記録。畑中はドル箱スターとして4本の主演作を撮り、歌手としても「後から前から」(80年)で一線に返り咲いている。

 大信田礼子(71)の「同棲時代」がヒットしたのは73年のこと。世相を反映した曲として、当時の映像とともに使用される頻度は今も多い。

 そんな大信田が出演したのは「ジェラシー・ゲーム」(82年)である。共演が夏木陽介、村上弘明、高橋ひとみと、この種の映画としては屈指の豪華キャストとなった。大信田のダイナミックな肢体もスクリーンでしなやかに躍動している。

 伝説のスカウト番組「スター誕生!」(日本テレビ系)からデビューしたのは伊藤咲子(61)だ。デビュー曲「ひまわり娘」(74年)の健康的なイメージを打ち破ったのが、谷崎潤一郎原作の「刺青」(84年)でのハードなカラミであった。決してグラマラスではないものの、襲われるシーンなど4度のカラミをこなす伊藤の肉体は、男にとって危険な魅力に満ちている。

 そして、70年代のトップアイドルであった天地真理(68)の日活成人映画デビューは、誰もが驚いた。主演作「魔性の香り」(85年)は、ジョニー大倉を相手に様々な性的なテクニックや体勢を繰り広げており「白雪姫のフルコース」が堪能できる。天地はデビュー後、他事務所の妨害策のためか元「夜のサービス嬢」だったとの憶測記事が流れたこともあったが、テクニック的には十分であったようだ。

 芸能人による日活の成人映画出演の最後を締めくくったのは、「虹色の湖」(67年)のヒットで同年の紅白にも出場した中村晃子(71)である。バツイチに扮した「待ち濡れた女」(87年)は、元夫や若い男の刺激によって性的欲求が燃え盛る完熟美女を好演。スレンダーだが形のいい胸と、ぽってりとした唇が絶妙に悩ましかった。

 いずれも後世に残したい“話題作”ばかりである。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/1/27発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク