政治
Posted on 2024年09月18日 17:58

河村たかし「まさかの歌手デビュー」名古屋市長と二刀流で「75歳・最高齢新人賞を獲ったる!」

2024年09月18日 17:58

 忖度なしの物言いで時には物議を醸し、スキャンダルを起こすこともある名物市長が、音楽界に進出した。

 9月16日、東京・有明ガーデンのステージに現れたのは、愛知県名古屋市の河村たかし市長。イベントの応援スピーチか何かか…と思いきや、なんと歌手としての登壇だった。

 このイベントは河村市長の歌手デビューシングル「何をやってもしかられる」の配信記念を兼ねており、地元名古屋を拠点に活動する女性ダンス&ボーカルグループ「SAKURA GRADUATION」を従えて、パフォーマンスを披露。

 振り付きで熱唱した75歳の新人歌手に、観客からは大きな拍手と声援が送られ、場内は終始温かい雰囲気に包まれた。楽曲は日々の困難や逆境にもかかわらず、前を向いて歩んでいく姿を描いたもの。河村市長が自ら作詞を手がけている。

 イベントの最後に行われた質疑応答では、河村節が炸裂。MCから「アーティスト河村たかしに対する質問でお願いします」との注意があったにもかかわらず、河村市長は自ら政治に言及。

「今の政治は嘘が多く、本当のことを伝えて、皆を幸せにしなければならない」

 名古屋弁を交えて、現在の政治に対する考えを熱弁した。さらに、自身の給与削減や市民への貢献に関する話題を織り交ぜながら、名古屋市長としての責務を強調した。

 歌手としての目標はというと、

「レコード大賞で最高齢新人賞を獲る。若造しとるけど、75だよ」

 軽妙なトークで会場を沸かせるのだった。そして、

「こないだ撮影したミュージックビデオは、私の人生で最大の喜びだった」

 感慨深くそう語りつつ、政治家としての責務とアーティストとしての挑戦を両立させたいとの意気込みを示している。ここで河村氏は、

「これまで(同じようなパターンでは)春日さんの曲しか聴いたことがない」

「歌う政治家」の先駆者、春日一幸氏を引き合いに出してライバル視しつつ、アーティストとして名古屋の街を明るくするために全力を尽くす姿勢を示したのだった。

 市長と歌手の二刀流で、最高齢新人賞の「野望」と名古屋市民の幸せな生活を実現させられるか。

(小津うゆ)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク