連れ合いの従姉Aさんが小脳と大脳の出血で倒れたのは、昨年3月のことだ。帰宅途中に体調が悪くなったので、必死の思いで自力で救急車を呼び、一命を取り留めることができたが、一時は生命の危機が迫る事態だった。お見舞いに行こうと思っていたのだが、コロ...
記事全文を読む→医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<好酸球性副鼻腔炎>「治りにくい鼻詰まりは国指定の難病の可能性も」
最近、鼻がずっと詰まっていたり、グズグズしている──そんな人は「好酸球性副鼻腔炎(こうさんきゅうせいふくびくうえん)」かもしれない。聞き慣れない病名だが、副鼻腔炎とは異なり、国の指定難病に認定されていて、近年患者数が増加している。
この病気は、鼻の中に鼻茸(はなたけ・鼻腔ポリープ=粘膜が慢性炎症で腫れ、見た目がキノコ状になっているもの)ができて、血液中の好酸球数が増加することで発症すると考えられていて、40代くらいの働き盛りに多く見られるのが特徴だ。
慢性疲労や睡眠不足、ストレスなどによる免疫力の低下が原因と言われている。
好酸球性副鼻腔炎は、嗅覚にも不調をもたらす。副鼻腔のポリープなどがニオイを感じる通り道にできやすいために、ニオイがわからなくなるのだ。のりのような粘り気のある鼻水も出て、進行すると、鼻水が喉に流れ落ちる「後鼻漏(こうびろう)」の症状がみられる。
そのため、喘息や気管支炎、中耳炎を併発する人も多い。
治療はステロイドを使用するのが一般的。まず点鼻薬を使用し、効果が低い場合は吸入、さらに内服薬の使用へと切り替える。ステロイドを長期で使用すると、高血圧や高血糖、感染症などの副作用のリスクがあるため、ステロイド使用が長期に必要になる場合は、鼻の中を硬性ファイバースコープで観察しながらポリープを切除する内視鏡手術を行う場合もある。
ただし、ステロイド治療で一時的に症状を落ち着かせても、「難治性・再発性」のため完治するのは難しい。症状がいったん緩和しても、自己判断で薬をやめてしまい、悪化させてしまう人も多い。
定期的な通院が必要で、治療にはお金がかかる。この病気が疑われる場合は、専門性の高い耳鼻科を受診することをおすすめする。
田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。
アサ芸チョイス
昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...
記事全文を読む→鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...
記事全文を読む→今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...
記事全文を読む→

