芸能
Posted on 2020年02月09日 17:58

伊藤沙莉、アニメ「映像研には手を出すな!」で初披露した声優のポテンシャル

2020年02月09日 17:58

 2017年放送の連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK)で米屋の娘の通称「さゆり」こと本名「米子」を演じてファンを急増させた伊藤沙莉。小学4年生時にドラマ「14ヶ月~妻が子供に還っていく~」(日本テレビ系)で芸能界デビュー。演技することが初めてとは思えないほど迫真の演技で、身体だけが若返ってしまった女性研究員を好演した。

 その時からスタッフに一目置かれるようになり、その後は「みんな昔は子供だった」(フジテレビ系)でオシャレやファッションに興味津々のイマドキ小学生を演じ、「女王の教室」(日本テレビ系)ではリアルすぎるイジメっこを熱演。子役としてコンスタントに活動してきた。

 2015年には「ひよっこ」で恋のライバルを演じた佐久間由衣と「トランジットガールズ」(フジテレビ系)でガールズラブを演じ話題に。Netflixのウェブドラマ「全裸監督」でもメイク担当の小瀬田を演じ、その卓越した演技力は多くの視聴者の記憶に刻まれた。

 そんな伊藤は放送中のアニメ「映像研には手を出すな!」(NHK)で主人公の女子高生3人組の浅草みどりの声を担当。日本語吹替の経験はあるものの、テレビアニメの声優はこれが初めて。

「あっと驚く為五郎」「合点承知の助」など、古い言い回しを伊藤独特のハスキーボイスで聞くと、つい口元がゆるんでしまうほどほほえましく聞こえるから不思議だ。

 新人漫画家・大童澄瞳の同名漫画が原作。設定は2050年。浅草、金森さやか、水崎ツバメの3人の女子高生によるアニメ制作活動を描くストーリー作品。自分たちが制作しているアニメの中に3人が入っていき、その劇中アニメが水彩画で描かれていることが特徴だ。

「伊藤は女優だけでなく声優もできることを証明したと言えるでしょう。人気の高い漫画をアニメ化すると、ほとんどの場合は原作ファンからブーイングが起きますが、浅草の声を伊藤が担当すると発表された時から『これは楽しみ』『イメージにぴったり』といった好意的な声ばかりあがっていました。これはいい意味で異例の事態です」(漫画誌編集者)

 初夏には齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波による実写映画も公開される「映像研」。伊藤が声を担当している浅草役は齋藤が演じる。2人の女優の味わいの違いを堪能するのも楽しそうだ。

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