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「鬼滅の刃」連載終了で昭和世代から「鳥山明を見習え」怒りの声!

 社会現象となっている人気漫画「鬼滅の刃」が週刊少年ジャンプ24号で最終回を迎えた。人気絶頂での連載終了に驚きと終了を惜しむ声が上がっている。同時に「終わらせるな」と怒りの声も多い。声を上げているのは昭和のおじさん世代だ。

「『鬼滅の刃』はジャンプの売り上げを大きく左右する看板漫画です。そのため、宿敵との決着がついた後、新たな敵が登場して連載が続くのではないかと言われていました。これまでのジャンプを見れば、そうなるのが当然だと誰もが思ったはずです」(漫画誌編集者)

 アンケートの結果で連載漫画の動向を決定する「アンケート至上主義」でジャンプは大きく部数を伸ばし、ナンバーワン漫画誌の地位を築いた。そのため、人気漫画はずるずると連載を引き伸ばし、アンケートの順位が低い漫画は話の途中でも平気で終了させる。

 その最たる例が鳥山明の「ドラゴンボール」だ。ドラゴンボールは人気絶頂のため何度も連載が引き伸ばされたと言われている。悟空がピッコロと天下一武道会の決勝で戦い、チチを嫁にもらった時、亀仙人が「最終回じゃないぞよ もうちっとだけ続くんじゃ」と言いながら、その後も長く連載されたのは語り草だ。

 ちなみにこのセリフは単行本17巻だが、ドラゴンボールは全42巻。「もうちっとだけ続く」はずがその後25巻分も引き伸ばされたわけだ。

「ジャンプにとって連載継続はいいことですが、ファンにしてみればいいのかどうか疑問が残ります。ドラゴンボールは『後半グダグダで、こんな話は見たくなかった』という人もいますから。鬼滅の刃はボロボロになって連載を続けるぐらいなら終わらせるという判断をしたのでしょう。時代が変わったんだなと思わされました」(前出・漫画誌編集者)

 まるで全盛期に引退したアスリートのようなラストを迎えた鬼滅の刃。終了したことでまたひとつ伝説を作ったことだけは間違いない。

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