地震が起きる前兆として、生物の「イレギュラーな動き」がしばしば取り沙汰、議論される。サッカー北中米W杯の開催地のひとつ、メキシコ。6月11日の開幕を控えた今、その「イレギュラーな生物」問題が物議を醸し、不安を広げている。メキシコもまた、日本...
記事全文を読む→掛布雅之「バックスクリーン直撃談」特別編(2)プロの投手として敬遠は屈辱
あくまでも野球はチームの争いです。その中でチームを背負った選手同士の勝負が光ってくる。江川とバースの戦いはまさにその象徴なのです。
僕も阪神のメンバーとしてベンチで2人の戦いを見ていましたが、自分の成績をどうにか3割に持っていきたいという思いがある中での出来事だったので、2人の勝負をじっくり見ている余裕がありませんでした。チーム全体も、次に控えた西武との日本シリーズに集中しようとする雰囲気がありました。ただ、江川とバースの戦いはデータに裏打ちされた、れっきとしたチームの戦略だということをはっきりと感じていたのは覚えています。
本来、あの試合はそういった過去の対戦成績を踏まえて見なければいけないはず。それがバースの54本という記録ばかりがピックアップされてしまい、結果として巨人は敬遠で逃げたと騒がれてしまったのです。
では、どうして2戦目に先発した斎藤雅樹がバースを四球攻めにしたのか。これは55本だけではなく、タイトル争いをする選手には付き物の現象なのです。
そもそも、タイトル争いをしている打者には相手も厳しいところにボールを投げてきます。僕が本塁打王を取った84年は四球数が102個。中日戦では10打席連続四球という苦汁をなめたこともあります。王さんだって1試合に4打席四球なんてざらにありました。そういう悔しい思いの中で55本の記録を打ち立てたのが王さんの凄みなのです。
けれど、何よりもツラいのは投手です。チームの勝利のためとはいえ、際どい個所にボールを投げて、最終的に四球になれば観客からのブーイング。この苦痛は何にも代えがたいものですよ。斎藤も個人で考えれば、ど真ん中での真っ向勝負をしたいと思っていたのかもしれません。しかし、勝負すれば打たれてしまうかもしれないし、ベンチもそれをよしとしない。自分の実力不足もあるわけですから、プロの選手としてこんな屈辱はないですよ。
それもこれも、チームを勝たせようと思うが故。相手バッテリーも打たれまいとボール球ギリギリを攻めようとして四球が出てしまうのは、警戒している証しです。これはもう避けられないこと。それを王さんの記録に結び付けてしまうのは、はっきり言っておかしいと思います。選手個人の記録とチームの勝利。野球に関わる全員が、この2つをしっかりと区別しなければ、本当の意味での真剣勝負は成り立たないのです。
各チームも戦略上、バレンティンと勝負をしなければいけない場面は必ず出てくるはず。その時に、用心するバッテリーからいかに本塁打を打てるかが、記録更新の最も重要なポイントになるのです。
仮にこれから、バレンティンに対して各投手が四球ばかりを投げたとしたら、きっと日本球界はダメになってしまう。記録を守ることなんて、決して王さんだって望んではいないはずです。これが野球界の共通認識としてあるわけですから、投手がバレンティンとの勝負から逃げるというのはまずありえない話です。
ただ一点だけ言えば、僕自身は、日本人にこの記録を抜いてほしかったという気持ちはあります。しかし、日本人でこれほどの本塁打を打てる打者が現在、日本球界にいるのかという話になってしまいます。その本数までいけるのは西武の中村剛也ぐらいでしょう。
それももう過ぎつつある寂しさです。ここまで打ってくれれば、外国人選手でも55本を抜いてほしいというのが今の心境。一野球ファンとすれば、56本と言わず、60本という大台のアーチを打ち上げる場面をぜひとも見てみたいですね。
アサ芸チョイス
もう長いこと、毎週日曜日の視聴がルーティンになっていた2つの番組が、3月29日に揃って終了する。ひとつは1985年10月にスタートした「アッコにおまかせ!」(TBS系)。近年は和田アキ子の失言・暴言・妄言がたびたびSNSで炎上し、「早く終わ...
記事全文を読む→「過去20年間、予想してていちばん難しいですね、今年が。今までこんな難しいことは経験がないですね」これは今季の巨人の順位を予想するにあたり、野球解説者の江川卓氏が発した率直な言葉である。なにしろ投打において、不確定要素が多いのだ。YouTu...
記事全文を読む→今季のプロ野球パ・リーグでは、就任5年目の日本ハム・新庄剛志監督が掲げる「ぶっちぎり優勝」に向けて、自信満々だ。開幕カードは敵地でのソフトバンク戦(3月27日・みすほペイペイドーム)。オープン戦では巨人が8年ぶり首位となったが、実は日本ハム...
記事全文を読む→

