スポーツ

落合博満、井端弘和が「痛恨失敗」から開眼した「オレ流アドバイス」真骨頂!

 2004年から8年間、中日ドラゴンズで監督として采配を振るった落合博満氏。全てのシーズンでAクラス入りし、4度のリーグ優勝、日本一にも1度輝くなど、まさに名将である。

 寡黙で感情を表に出さない姿は、第2次政権として01年まで監督を務めていた猛将、星野仙一氏(故人)とは一線を画した印象が強い。そんな落合監督が当時、ドラゴンズの選手だった井端弘和を開眼させた意外な〈オレ流アドバイス〉について明かされる番組があった。

 チャンネル概要欄いわく、〈野球好きによる野球好きのための野球応援チャンネル〉として2018年に開設されたYouTubeチャンネル〈こちら野球放送席~イージーパイ~〉、7月29日投稿の〈【イバTVコラボ】井端弘和さんが語る、落合博満・監督編!名将が起こした事件!中日ドラゴンズの強さの秘密とは!?【プロ野球】〉がそれだ。

 練習は厳しかったと振り返った井端だが、他の選手より秀でたものを身に着けておけば解雇はなかったと言う。選手全員が一芸に優れようと、まずは自信があるものを伸ばそうと前向きな気持ちで落合政権は始まったようで、結果、1年目に解雇された選手はいなかったようだ。そして落合監督の〈オレ流アドバイス〉に話は移った…。

 井端がノーアウトランナー1塁で引っ張ってのサードゴロでダブルプレーを取られてしまった試合の翌日、新聞に「今日の収穫はあのダブルプレー」と落合監督のコメントが掲載されていたそうだ。落合監督に訊ねれば、井端は追い込まれると流し打ちにいく傾向があったそうで、たまには引っ張って相手バッテリーを困らせないといけないと忠告を受け、実際にその日の試合では引っ張ってヒットを打てたと喜びを明かしたのだった。

 この、落合監督らしい〈オレ流語録〉が飛び出した07年はドラゴンズが日本一に輝いた年である。ノリにノッていた落合監督の鋭い観察眼だったというわけだ。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
4
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか
5
【鉄道】新型車両導入に「嫌な予感しかしない」東武野田線が冷遇される「不穏な未来」