芸能

CMランキングで見えた「女優四季報2021夏」の乱高下(2)安定配当銘柄の綾瀬はるかに東京五輪の影響が…

 CM契約9社と好調を維持した広瀬すず(23)だが、嵐の櫻井翔(39)とW主演を務めた春ドラマ「ネメシス」(日本テレビ系)は、全話平均視聴率が8.6%と伸び悩み、女優四季報の短評は「もみ合い」に。そんな中、6月30日に行われた映画「いのちの停車場」(東映)の舞台挨拶で明るいニュースが飛び込んだ。

「主演の吉永小百合(76)や松坂桃李(32)らと一緒に登場したすずは、白の花柄のドレスを着ていました。足首まで隠れる長さの裾でしたが、横向きになると深いスリットが入っていたんです。ステージに登壇していたので、座席によっては下着が見えてもおかしくないほどの切れ込みで、報道陣も思わず息を飲みましたね」(芸能記者)

 パンチラ覚悟のドレスは、映画化が噂される「ネメシス」での巻き返しの表れか。

 一方、姉の広瀬アリス(26)もCM契約9社ですずに並び、「バラエティー番組のぶっちゃけ発言も高評価」(テレビマン)と、押し目買いの上昇局面が続きそうな気配。

 安定配当銘柄ながら、雲行きが怪しいのは綾瀬はるか(36)だ。CM契約8社のうち、東京五輪の「ワールドワイドオリンピックパートナー(TOPスポンサー)」のコカ・コーラとパナソニックに出演。本来であれば、東京五輪の開幕直前にバンバンCMを打ちたいところだったが‥‥。

「東京に4度目の緊急事態宣言が発令され、1都3県と北海道、福島は無観客での開催が決定。コロナ禍の五輪に世論調査で『開催』と『中止』が二分する状況下で、スポンサーが恐れているのが不買運動なんです」(広告代理店関係者)

 6月下旬には「会場で酒類の販売や提供を認める方針が検討されている」と報じられると、大会スポンサーで供給権を持つアサヒビールに忖度したとみられて、ネット上で批判が噴出。〈アサヒ側が会場でお酒を売りたがっている〉など根拠のないデマが拡散され、ツイッターのハッシュタグ(検索ワード)に〈#アサヒビール不買運動〉が広まった。

「アサヒの一件以来、他の大会スポンサーも戦々恐々。何が火種になるかわからず、CM出演タレントもイメージ低下を懸念しています」(広告代理店関係者)

 何の落ち度もない綾瀬が、東京五輪余波の惨劇に巻き込まれなければいいのだが。

 同じくトップ女優の新垣結衣(33)は、電撃結婚でご祝儀相場が到来している。

「CM契約料は半年前と比べ、約2倍の5500万円に跳ね上がりました。有名企業から引く手あまたで、好景気は続くでしょう」(広告代理店関係者)

 今年5月に最終回を迎えたNHK朝ドラ「おちょやん」で主役を務めた杉咲花(23)もバブル銘柄だ。

「朝ドラに出演すると知名度は全国区になり、CMやドラマのギャラが1.5倍にアップするんです」(芸能プロ関係者)

 人気ドラマを映画化した「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」(松竹)のヒロインに抜擢され、冬の公開でますます上げ幅を拡大しそうだ。

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